この日記はくどまゆさんなどにはまったく関係なく、とても落ち込んでいるブログなので、暗いのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください
今日、会社の2階に大家さんが住んでいるのだが
その大家さんであるおじいちゃんが昨日亡くなった
年齢的には74歳とまだ若く
亡くなるには早すぎる位
でも前々から以前交通事故を起こした時の怪我からか
体が痛いとは聞いていた
でも元気でいるとはきいていた
亡くなってしまって悲しいのはもちろんある
が、ただ悲しいわけじゃない・・・
しばらくこの大家さんのおじいちゃんとは1年以上2階に住んでるのに会う機会がなかった
近所の喫茶店に朝良く来てるのは知っていた
私が毎日喫茶店に行くのは夕方5時位
だいぶ前は私も朝から出勤していたので朝良くあって挨拶などしていた
温泉話なども良くしていた
しかしここ最近は経理の母親が体調面から出勤時間を昼に変えたことから
私も経理を乗せて会社に行くために昼出勤に変わった
なのでおじいちゃんとは自然に会う事もなく会話することはほとんどなくなった
しかし8日の日、出勤してしばらくすると
大家さんのおじいちゃんと久しぶりにばったり会った
おじいちゃんはお祭りの役員さんをしていて
たまたま偶然役員の会合が終わって遅く帰ってくる所だった
普段なら会うはずもない時間なのだから
久しぶりに長い会話をした、何の話かといえば
「9日、10日の日は鳥越祭があるから楽しみですね、今年は会社の前(つまり大家さんの自宅の前)に御神輿が通るんだよ、ここを通るのは凄く珍しくてね~、楽しみだね^^」
そう言っていた
めちゃくちゃ嬉しそうな顔だった、本当に子供のような笑顔で笑ってた
「お祭りも盛大に、こんな時だからこそめちゃくちゃ盛り上がるといいですね!」
と伝えると、ものすごくうなずいて喜んでいた
そしてその後に
「久しぶりに息子さんを見たから安心したよ、最近ずっと見ていなかったから具合でも悪かったり何かあったのかと思っていたけど、特に何もないようで安心したよ」
と・・・
その時は私は出勤時間が遅くなって朝いないからなかなか会えなかったのですよ^^
毎日会社には来てるので安心してくださいと伝えた
そんな本当なら日常的な会話で終わるはずだった
そしてそれじゃあお祭の時は日曜日に本社神輿を見に来るかと思っていた
何事もなくおじいちゃんと会話してそして別れた
そして私は9日、10日に大阪に行った
10日の日にすべての用事を済ませて新幹線で東京に帰ってきた
もちろん会社の近くまで来たんだが何故か凄く疲れもたまっていたこともあって
会社には寄らずに自宅に帰った、お祭りの日とはわかっていたが休息を優先した
そして昨日の夜、つまり11の夜におじいちゃんが亡くなったと今朝連絡があった
私は違うおじいちゃんだと思っていた
そりゃそうだろう、金曜あれだけ話してて、めちゃ元気そうなのを見ているのだから
信じるわけもなく
しかしどうやら本当に大家さんのおじいちゃんというのがわかってきた
どうやらおじいちゃんはお祭りの行事がすべて終わって
他の全町会の役員さんと一緒にお祭りの打ち上げをしていたらしい
そしてご飯もたくさんたべて、そしてデザートも全部食べた所で
凄く疲れて眠たくなったのかそのまま寝てしまったらしい・・・
そしてお祭りの役員打ち上げが終わろうとした時に
〇〇さん~、おきて下さい~、そろそろ一本締めでしめますよ~と声をかけたら
まったく反応がなく・・・、そのまま意識が戻らなかった
そして急いで東大病院に連れて行ったがそのまま亡くなってしまったという事でした。。。
医者いわく、寝ながらそのまま痛みもなくそっと亡くなったようです・・・と
痛みを感じていなかったから亡くなった時の顔が凄く楽しげで、満足げな感じだった
そうご家族の方がおっしゃっていた・・・
そして今日、出社して2階の大家さんの家のおじいちゃんと対面した
大家さんのご家族の方が顔にかかっている白い布を取ってくれた
是非顔を見て行って欲しいと・・・
私はこういうのがめちゃくちゃ苦手だった、昔から
何より親族のおじいちゃんおばあちゃんが亡くなった時も
私は遠方に外出していて、自宅にいた事がほとんどなく、葬儀にも出れない事が多かったため
こういう場には立ち入るのは本当に駄目だった
だけどご家族の前ではそんな弱い所は見せられるわけもなく気丈に見た
おじいちゃん・・・
物凄く安らかな顔でただ寝ているだけにしか見えなかった・・・
呼吸していてもおかしくないくらい
ただそこに横になっているだけ
本当に穏やかな顔だった
私はめちゃくちゃなんともいえない気持ちになった
手を合わせ、お線香をあげてまた正座していた
私の母親がご家族の方と話をしていると
何故かふと私の話になった・・・
その内容は
「先日、うちの父が息子さんに久しぶりに会ったのでとても喜んでいました、最近まったく会っていなかったから凄く心配していたけど、そんな心配は無用だったみたいだと、毎日会社には来ているから心配はいらないと」
そうご家族の方に話していたそうだ、私が体調が悪くてなかなか長時間行動は控えているのを知っていたのか知らなかったのかは今ではわからないが
凄く心配されていたようだ
めったに会うこともなく、自分の息子でもない、あほんだらな私を
そんな話を聞いた瞬間、私の中では失意にうちのめされた
そして恐ろしいくらいの悲しみに覆われた
もしかしたら日曜日に会社にお祭りの神輿を帰りに見に行ってたらもう一度おじいちゃんに会えたのかもしれない
何故あの時俺はお祭りに顔を出さなかったのだろうと・・・
考えても時間が戻るわけじゃない
私には悔やむ事しかできない
おじいちゃんの顔を見てもかける言葉すら出てこない・・・
あんな楽しく話していたのが最後の挨拶になってしまうとは・・・
私は顔を上げる事すら出来なかった、自分自身が情けなくてしょうがない
こういうとき本当に男はだらしないと思った
いいたい事も言えず・・・最後のお別れの挨拶も言えず
本当に情けない
そして大家さんの家を後にした
おじいちゃんにとって最良だったのは
大好きなお祭りが終わってそしておいしいご飯をいっぱいたべて、そして大好きな仲間たちに囲まれ看取られ、痛みもなく眠るように亡くなった事かもしれない
ご家族の方はおじいちゃんにとって一番良かったといっていた
私には良かったとは言えない、日曜日に会えていたらもっと良かったに違いないのだから
今思えば普段まったく会えなかったおじいちゃんと
金曜日に会えたのは、やはり何かの縁があったからなのかもしれない
お祭りの仲間には全員会った、ご家族の孫や娘さんも土曜日に初めて自宅に宿泊して全員会ったそうだ
そして私にも・・・、偶然に偶然が重なって
普段はツンな神様が今回ばかりは会わせてくれたのかもしれない、そう思うしかない
おじいちゃん、さっきは何もいえなくてごめん
そして今まで本当にありがとうございました・・・
明後日はちゃんと元気で挨拶しにいくからね!
来年のお祭りは必ず!!
今日はまったく仕事が出来なかったな・・・
9日10日と最高の一日だった・・・、しかし帰ってきたら失意の一日になるとは
でもこんなんじゃおじいちゃんに顔向けできん!
お通夜までには全快でいくよ!おじいちゃん!
だから頼む! くどまゆさん!俺に元気を!