とてもたくさんの方から様々な意見をいただき、、、本当に有難いことです。
より良い音楽が流れる環境をみんなが望んでいるのが強く伝わってきました。
みなさんからの意見を聞き、気付いたことがありました。
前回ブログに書いたことはほとんどが「演奏する側」の目線で書いたことなのですが、
「演奏を聴いている側」の目線では、あまり見ることができていませんでした。
たくさんのお客さんからの声を聞いて思ったのですが
度を越えた撮影をしているモラルのない方に迷惑をしているのは、アーティストよりも純粋に音を楽しみにライブに来ている方のほうなのかもしれないなと思いました。
もちろん「演奏する側」としては音を聴いてほしくて演奏しているので、届けたい音の妨げになるような行為をされるのは残念です。
同じく、真剣に音を聴きに来ている方もその音を楽しむことの妨げになる行為をされると嫌な気持ちになりますよね。
お客さんからいただいた意見を少しだけ述べさせてもらいます。
シャッター音はもちろんですが、暗い客席でぼんやり光る携帯・スマホやデジカメの画面、それを目線の高さまで上げると後ろの方はどうしてもチラチラ目に入り、気が散ってしまうそうです。
また、会場やアーティストから許可を得て撮影しているスタッフさんは
落ち着いた曲などではシャッターを控え、移動するのは曲間、後方のお客さんに注意する、など心がけていただいているようです。
中には、お客さんが「迷惑だな」と感じるスタッフカメラマンの方もいるという意見も出ていますが、
演者とホールスタッフと協力して上記のようなことを注意しあっていきたいと思います。
いずれにしても「撮影」というのは、音楽を奏でる本来の「ライブ」の主旨とは少しだけ違ったことだと思いますので
「演奏する側」そして「演奏を聴いて楽しむ側」の妨げになってはいけないのです。
前回ブログで述べたのですが、自分が撮影をそこまで拒まない理由には「撮って楽しむ側」の気持ちもわかるからです。
音を楽しむだけがライブではないですよね。
その時々の演者の表情、パフォーマンス、客席を含めた会場一帯の雰囲気、すべてがひとつのライブを作り上げているんです。
その瞬間を写真に収めて、記録に残したり宣伝材料に使ったり、アーティスト側としても嬉しかったり助けられたりすることもあります。
自分も仲間の楽しそうな瞬間を写真に収めたことが何度かあります。
でも、決して他のお客さんの迷惑になるような撮り方はしていません。
とにかく、ライブというのは「音」だけが流れる空間ではないし、それだけを楽しむものでもありません。
極論だと良い演奏を聴きたいだけなら、高音質のオーディオ機器でCDなどの音源を聴いていれば済む話です。ほんとに極論ですけどね笑
ですが、やはり本来の目的は「音を楽しむ」ということ。それを妨げる行為は控えていただきたいのです。
これらをどうやって無くしていくかというのが、演奏する側にも演奏を楽しむ側にも大きな課題となっていくと思うのです。
いろいろ考え、意見もいただいたのですが、これをゼロにすることはおそらく難しいでしょう。
アーティスト側からすると
・ライブ中の写真撮影を原則NGにする
・基本NGだが撮影のタイミングを設ける
・基本OKだが撮影のタイミングを考えて欲しい
・いつでも撮ってよし!
ざっとこんなにも意見が違うのです。
活動スタイルや意識がそれぞれ違う多様なアーティストがたくさんいる中でこれをひとつにまとめることは不可能です。
それぞれのルールで行うことは、ワンマンライブなどでは可能ですが
ブッキング形式のいわゆる「対バン」のライブではアーティストごとに撮影OK、NGを設定するのも難しい部分があります。
例えばA.B.C.Dという4組のアーティストが出演する場合、A.B.Cのアーティストは撮影OKにしてDのアーティストのみNGにすると「自分だけNGなのはイメージが良くない」とアーティスト側は(もしくはお客さん側も)感じてしまい、我慢しながらもDのアーティストはOKにしてしまうことが多いです。結果「もう仕方ないな」と諦める形で今後もOKにしてしまう方も少なくないでしょう。
そして、ワンマンライブだろうが対バンのライブであろうが、毎回撮影NGというのをアナウンスしなくてはいけないエネルギーの消費は、アーティストの心を削っていきます。
結果、本当は演奏中の撮影は嫌だけど我慢してOKにしている方も多いのではないでしょうか。
こうなるとライブハウスやイベントスペースで禁止にしていただくしかありません。
(というかそもそも許可のない撮影は禁止のハズなんですが、、)
ですが、取り締まることができるスタッフさんがライブハウスなどにいないのも現状です。人手が足りていないのはどこも一緒だと思います。
許可の無い撮影をゼロにするには、アーティスト側とライブハウス側がひとつに見解をまとめて厳しくこれを禁止していくしかありません。
しかし先ほど述べたような理由もあり、それは現実的に不可能に近いことなのかと思います。
ですが今よりもゼロに近づけることはできます。それにはライブを見にきてくれている方、そしてアーティストたち、それぞれのモラルや意識を高めていけば確実に減っていくのではないでしょうか。
まずはアーティストのみなさん。
モラルの無い撮影をする方のせいで、純粋に自分たちの音楽を聴きに来てくれている方たちが迷惑しています。
撮影がOKかNGかは、人それぞれで良いと思います。写真がSNSに拡散することによって宣伝にもなるメリットもありますし。(もちろんデメリットも)
いずれにしても、そんな自分たちの「宝」とも言える人たちを少しでも守っていけるようにしていきましょう。
そして演奏を聴きにきていただいてるみなさん。
それぞれのアーティストでルールが違うので混乱しそうな気がしますが、簡単でシンプルなことです。
写真の撮影、アップをする際はご本人に確認をとってください。
そして撮影をするときは最大限周りに気を配ってください。
たったそれだけのことで変わっていくと思うのです。
それでもモラルのない撮影をする方はいるでしょう。
でもお客さん同士で注意しあうのはトラブルの原因になる場合もありますので、嫌な思いをしたときはそのアーティストにその旨一言お伝えください。きっと対処してくれると思います。
自分自身も見直すべき点がたくさんあり、様々な意見を頂戴して勉強させていただきました。
ここまで大事になるとは思っていなかったのですが、反響の大きさに驚くと共に、撮影に関してこんなにたくさんの方がいろいろ思うことがあったんだなぁと気付くいい機会になりました。
ライブの楽しみ方は人それぞれで良いと思うのです。
ですが、ライブはやはり人ひとりで作り上げているものではなく会場にいる「みんな」で作り上げていくものなんです。
それをアーティスト側もお客さん側も理解し、周りを気遣った楽しみ方ができればいいのだと思います。
誰も傷付かず、みんなが楽しめるようなライブを全員で作っていきましょう!
連日の長文、失礼しました。
















