【必見】なぜ我々が見たこともない福島第一原子力発電所事故の映像が海外で放送されるのか? | 語り得ぬものについては沈黙しなければならない。

【必見】なぜ我々が見たこともない福島第一原子力発電所事故の映像が海外で放送されるのか?

昨日に引き続き、ペタをいただいたTMKさんのブログ(http://ameblo.jp/tennjinnniimasu/entry-11179240384.html)で紹介されていた、英国BBCのドキュメンタリーを紹介する。

“Inside the Meltdown”
これはまさに、必見である。



原発事故の最初の数日間を追ったルポルタージュや映像ドキュメントは、ここにきていろいろ出てきている。
これもそのひとつだと考えれば、僕は英語がわからないので正確ではないかもしれないけれど、“Inside the Meltdown”の内容も、大筋で言えば我々が知っていたことだ。

ただし、
ここが大事なのだけれど、
見たこともないような映像が、次から次へと映し出される。

僕も福島第一原子力発電所事故については、日本のテレビや国内発信の映像はそれなりに見てきたつもりだ。
ところが、当事者である我々日本人が初めて見る映像が、英国のテレビから発信されているのである。

TMKさんも

なんで外国のメディアからこんな貴重な映像が放送されるのか。
やはり、日本のマスゴミさんは出さないだけなのだろうか。


と書いているが、まさにその通りだ。

政府も電力も、そしてメディアも、あれだけの事故について自分自身を批判的に検証しようとは決してしない。
そんな日本は、後進国としか言いようがない。

一昨日は細野豪志がいけしゃあしゃあと「原発の再稼働は必要」と言ったりして(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120304-00000558-san-soci)、その無責任さには呆れかえるばかりだが、政治家が馬鹿なのはもう仕方ない。
良くも悪くも、日本人はすでに誰も、政治家のことなんか信用していない。

ところが、マスコミが駄目なのが決定的な日本の駄目さ加減だ。
BBCが取材できたことを、日本のテレビ局が取材できないはずがない。
ただ単になんとなく権力側の空気を読んだり、馬鹿どもから「煽るな」と批判されたりするのが怖くて、自主規制しているのだ。
最低である。