ご先祖様探しに、よくあるご質問にお答えします。前回の続きです。
Q 「戸籍」を取得するにあたり、気をつける点はありますか?
A ご親族の「個人情報」を知ってしまう可能性がある点に、注意が必要です。
「戸籍」には、各人の出生から死亡までの身分関係の変動(=結婚、離婚、認知、養子縁組、離縁など)が記載してあります。
1つの「戸籍」には複数人の情報が記載されているため、あなたのご父母やご親戚(おじさん、おばさん)、ご先祖様の上記個人情報(ある意味、秘密)を知ってしまう可能性があります。
特に、お相手が存命中の場合は、デリケートな情報ですので、取り扱いには注意が必要です。
Q 「戸籍」を取得したら、次に何をすればいいですか?
A 次に取得すべき「戸籍」を明らかにするために、また、ご先祖様の情報を整理するために、取得した「戸籍」の記載内容を「解読」する作業が必要になります。
昔の戸籍は、全部「手書き」です。それも、明治、大正、昭和時代を生きた各役人さんがその都度、情報を書き足していったものであるため、1つの「戸籍」にいろんなお役人さんの手書きの文字が混在しています。
当然、各時代ごとの文字の書き方、各人の字クセ、劣化による文字のにじみやかすれなどがあるため、判読が困難な記載に直面する可能性が高いです。
Q ご先祖様の情報は、掛け軸や巻物状の家系図にした方がよいですか?
A これは、好みの問題です。ただ、家系図にするならば、書の専門家に任せるよりもあなた自身が手書きで作成した方が、ご子孫に遺すにはいいと私は思います。
前述の通り、「戸籍」に記載してあるご先祖様の情報は、あくまで「他人」である役人さんたちが書いたものです。ご先祖様が書いた文字ではありません。
家系図を、たとえ達筆で綺麗な文字であろうとも、また「他人」である専門家さんに書いてもらうのは、どこか味気ないような気もします。
「あなた自身の手書き」で作った方が、この先のご子孫にとっても、さらに大変貴重な家宝になると思います。その際には、取得した情報をデジタルデータ化しておいて、それも一緒に保存すると、さらにベストでしょう。