そして次に待ち構えている作業が、この戸籍の「解読作業」です。
というのも、戸籍はアナログの情報(=手書きの文字)だからです。それも、明治・大正・昭和といった、「昔のお役人」の手書きの文字です。
達筆でキレイな文字に出会うこともあれば、とてつもなく下手でクセのある文字にも出会います。
さらに、私たちが取得できるのは、戸籍の「コピー」です。
オリジナルの戸籍は、大昔に作られたものが現在まで保管されていたもの。
つまり、昔の書類なので、劣化している場合が多いのです。つまり、文字自体がにじんでいたり、がかすれていたりすることも多く、さらに汚れや破れのせいで、文字の解読が非常に困難な場合もあります。
そのため、ある意味「推測」で読まざるを得ない文字に出会います。
もしかしたら、違うかもしれない。けれど、そうとしか読めない。
特に、個人の名前が判別しにくい時は、一番困ります。
それも、「女性」のお名前です。
古文の授業などで、「ゑ」のような旧字を習ったと思いますが、昔の女性の名前は、特に、このような昔のひらがな(それも、さらに「くずし字」で書かれています)で記載されているのです。
そのため、この明治元年生まれの女性の方は、「かよ」さんなのか、「さよ」さんなのか、「とよ」さんなのかなど、判別不能になる場合があります。
幸い、現在の戸籍はデジタル化されているので、昔のひらがなさえも明快に印字されてきます。
しかし、大昔の戸籍にしか記載のない女性のお名前は、「解読作業」がカギになります。
