ニート→ドライブ -2ページ目

台地に立つ

いかんせん、愚図なのです。

待ち合わせに遅れるのが悪いことだという実感が薄い。
早く付いて待つのがイヤだから、ピッタリの時間に付くのが理想だけど、まあこれ人生と同じで理想どおりにままならぬかな。

軽く1時間は掛かるというのに30分前になって漸く家を出るという体たらく。
最早、遅刻の悪癖は積年の上塗りで凝り固まって落としようがない。

満員電車の山手線にゆられゆすられ、案の定30分ほど遅刻して、池袋着。

待ち合わせはいけふくろう像の前、集合。

池袋のオーメントだそう。
渋谷のハチ公、上野の西郷さん、東京駅の銀の鈴、新大阪の千成瓢箪。
待ち合わせの定番。

フクロウをかたどった幼子ほどの大きさをした石像が、JR池袋北口に。
灰色の丸っこい石はまじまじ見ると気色が悪い。

球形に穿たれたなにも見ていなさそうな目が、こちとらの心の裡を見透かしているようで不気味です。

と、まあ、目印をまじまじ見ていられるのも既に誰もいないから。
当たり前ですね、30分以上も遅れていけば。

というわけで、指定されていた居酒屋へ自力の独歩で池袋。


それにしても台地にそびえる人工の計画都市はあか抜けない。

師走の二週目、人通りこれでもかの東京の北隅は、しかし粗雑でなく、素朴。

車道の割に歩道が狭くて雑多な割に、酔っぱらいも呼び込みも整然とルールは守る、そんな雰囲気。
ひとからげに人柄は良さそう。

池袋の夜は大勢に平等に楽しげだなぁ。

というところで以下つづく

巣鴨プリズン=サンシャイン国際水族館

すっかり勘違いしていたことに池袋は低地の吹きだまりだろうと思っていたことがあるのです。

あの街のあの雰囲気は間違いなく低地だと思っていたら、真実は台地でした。

大手鉄道会社の人工的な産物という意味では渋谷と同じだけど、どこかあか抜けないのは江戸から離れていることではなくて台地だからなのかもしれませんね。


土曜日は池袋にちょっくら出かけて午前様。

帰ってから調べたら巣鴨プリズンは巣鴨にあったのでも、東京拘置所のある小菅にあったのでもなく、池袋にあったそう。

今のサンシャインビル。

知らない身からすると結構な驚き。

そうか、水族館にいるペンギンも昔年の意趣を含んでいるのかもしれない。
イワトビペンギンのあの目つきを見ればなるほど納得。

残念ながら現在休館中。
サンシャイン国際水族館とはほぼ同い年なので思い入れが深いのだけれど、ペンギンとアリクイに会えるの日はまたいずれとなりそうです。

松田直樹とは

サッカーに限らずスポーツ選手ってプレーを評価されてチームと契約してこそだと思うのですよ。
だから、評価の場を与えられないのが一番厳しい。

僕はマリノスが好きだし、マツがマリノスにいてくれたら嬉しいけど、ベンチに座らせておくぐらいなら試合に出られるチームに移籍させてあげた方が本人のためになると思うのです。

ミスターマリノスだろうが16年在籍した選手だろうが、今は選手である以上契約があってプレーできる場があって初めて成り立つのだろうと。
首脳陣が来シーズンプレー機会が減ると判断している現実は受け入れるしかないでしょう。
これはどうしようもない。

それに、ともかく本人がサッカーをやりたいといっているのだからプレーできるクラブと契約できるようサポートするのが最善じゃないか。

よって一部サポーターがやっている再契約嘆願ってどこか齟齬がある。

いつかまた一緒にサッカーやろうねと送り出すのが正しいのだと僕は思います。


それに松田直樹って人格者で素晴らしい人間だとみんな言いますよね。

マリノスのフロントが禄でもないというのは長年かけてわかっていて、やはり禄でもない、とてもまっすぐとはいえないわけで、それでもエンブレムがあってチームがあるのだから応援するしかないのです。
いつか一本筋の通ったクラブになるよう願いながら、現実的にはあの時みたいに一瞬だけでも少しマシになるように。

そういうチームと契約して評価されてプレーするのは大変なことだろうと思うけど、選んだのか選ばれたのか、その道に入り込んで16年過ごしたのだから、今は袂を分かってもいつかまたと気長に想って、笑顔で送り出すのがファンの本筋だと思います。

マツならきっとあのキザな笑顔ですれっからしに「当たり前だろ?」といってくれるのじゃないかな。