担任だから、クラスの子の全責任を見るのは自分だって思っていませんか? 

 

 

 

担任なんですから、

学力の責任を持つのはもちろん。

 

 

日常生活のあり方や、しつけ、態度、考え方や行動、その他もろもろ。

 

 

 

担任だから、受け持ちの子どもたちに起こる事は、全て自分が見なければならない、なんて思っていませんか? 

 

 

 

 

日本で小学校の担任をしていた時、私はそう思っていました。

 

 

 

 

担任なんだから、子どもたちの学力はもとより生活態度一般も、全部私の責任で、すべて引き受け見ていかなければならないと、思っていました。

 

 

 

そして、管理職や保護者からも、それを期待されていると思っていました。

 

 

 

担任だから…、と言う圧力を感じていました。

 

 

 

実際、夕方に公園で遊んでいた子どもたちに関して、学校に苦情連絡があり公園に行った教員がいたり、我が子が自宅に帰ってきていないと言うことで、学校に残っている教員全員で夜6時に、校区内外を捜索に出たこともありました。

 

 

 

 

「担任なんだから、なんとかしろ!」と、保護者に怒鳴られた教員も知っています。

 

 

 

 

担任になったら、受け持った子どもたちに自分の人生の時間を全部捧げるのが、当たり前という空気を感じていましたし、それだけの時間を子供たちにかけていなかったら、今年の先生はずれね、なんて声が聞こえてくる感じもしました。

 

 

 

 

実際に、「今年の先生あたりやね。ラッキー」なんて言う、保護者の話し声を廊下で耳にしたこともあります。

 

 

 

 

 なので、私もその他大勢の他の先生方と同じく24時間、週7日、子どもたちのことを考え考え考え続けていました。

 

 

教員1年目より、教員としての熱い思いはありましたが、1年目には学級崩壊を起こしてしまいました。

 

 

 

管理職に助けを求めても助けてもらえず、自分の力のなさを子供たちに詫びながら、少しずつクラスを立て直しました。

 

 

 

子どもたちの全責任を背負っていると思っていた私は、責任を全うできていない状態に、もう心はボロボロで、朝7時から夜9時10時まで働いて、家に帰っても仕事を持ち帰るライフスタイルに、体もズタズタでした。

 

 

 

 

教員1年目の終わりには、内臓疾患を患い、自宅から救急車で運ばれ、1週間入院したこともありました。

 

 

 

 

オーストラリアで教員をして約9年。

 

 

 

日豪の教員生活を比較して思うのは、オーストラリアでの教員生活は、日本に比べると、時間的な制約がまず短いことで、体がボロボロになりにくいと感じます。

 

 

 

 

始業時間は子どもたちが登校して授業をするその時から。そして終了時間は、最後の授業が終わった時。子どもたちと一緒に学校に行き、帰ることができます。

 

 

 

昨年まで働いていた、オーストラリアの小学校の私の勤務時間は、午前8時45分から午後2時45分でした。

 

 

 

 

そして、大きく違うと感じるのは、子どもの全責任はであり、教員は教科を教えるスペシャリストであるという認識が、一般的に、保護者にも管理職にも教員にもあるということです。

 

 

 

なので、たまたま今年受け持った児童が、教室内をウロウロする子であった場合に、その責任を担任が追求されると言うわけではないと言うことです。

 

 

 

「担任なんだから何とかせい!」

 

 

 

なんて言うことを保護者や管理職に言われることもありません。

 

 

 

担任がやるべき事は、教員として教科を教えることであります。

 

 

 

しかし、担任として教室内をうろつく児童を放っておく事はできませんし、放っておくべきではありません。

 

 

 

 

その際は、私の働いていたオーストラリアの小学校では手順が決まっています。自分1人で、担任だからなんとかしろと言う状態ではありませんでした。

 

 

 

 

 

1番に、まず注意勧告。

 

 

「授業中です、座りましょう。注意の1度目です。」と、声をかけます。

 

 

注意は、2回から3回行います。

 

 

 

 

2番目に、机を教室の隅に移して、授業を受けさせます。それでも教室内のうろつき、また奇声を発するなど止められない場合は、

 

 

 

3番目、バディークラスに連絡をする、または、休み時間に反省室に行く紙を渡します。

 

 

学校によっては、管理職に連絡をして、管理職との自習になるケースもあります。

 

 

 

オーストラリアで、過去7校勤務し、それぞれの学校で少しずつ変わっていましたが、学校としてこのように対応するというのが必ず決まっていました。

 

 

 

 

子どもたちのことは、学校全体で共有し、担任1人に押し付けられると言う事はありませんでした。

 

 

 

 

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