エアコンのない教室での真夏の授業。
考えただけでも汗が出てきます。
暑くて、授業に集中できないし、
それより、学校で熱中症にかかってしまう恐れもあります。
学校が全教室にエアコンをつける独自予算はないし、
かといって、行政は、すぐには動いてくれないし。

私の働く、オーストラリア・クイーンズランドの小学校は、
様々な方法で、学校が独自にその費用を稼いでいます。
例えば、私の学校は今日、日曜日に、
年に1度の学校祭を主宰しました。
学校祭と言っても、教員が主催ではなく、
保護者が学校の為、子どもたちの為に
中心となって行います。
学校のエアコンやコンピューターなど
行政からの配布が不十分なものの購入に
その利益をあてます。
巨大な滑り台やジャンピングキャッスル、
遊園地にあるようなコーヒーカップの乗り物や、
飛行機のような乗り物を業者に借り、
人も雇います。

学年やクラスによっては
保護者が屋台のブースを出すこともあります。
そのお祭りの場所、たいていは学校の校庭ですが、
うちの学校の場合でいえば、近くの大きな公園・競技場で行います。

うちの学校は児童数の割に学校が小さく、
普段の授業も低学年と高学年で
休み時間をずらしているほどで、
児童に、その親、時には祖父母、そして兄弟姉妹にご近所さんがやってくると
収拾がつかないほどに混雑するからだと、思います。
遊園地にあるような小さな乗り物は
1回券で$5、乗り放題チケットで前売り$25、当日は$30。
綿あめ屋さんは$2に、輪投げ屋さんも$2ほど。
私の学校祭のメインイベントは、ミニマラソンで、
大人も子どもも、7.5キロ、4.2キロ、2キロを走るまたは歩くという
なんとも健康的なもの。

このミニマラソンも登録が必要で、
7.5キロだと$45で、4.2キロだと$20、2キロで$15。
今日のイベントでいえば、全校生徒900名弱の我が校から
本日のミニマラソンに登録した児童は約600名。
それに、保護者も参加し、合計でいえば1000名は軽く超える計算です。
1000名が、一人頭数十ドルの登録料から、遊戯のチケットから
食事から・・・と、一日で結構な消費をするわけですから、
経費を差し引いても、結構な額が残ります。
でも、周知の事実。この売り上げは、子どもたちの学びの為に
使われるのです。
だから、保護者としても、学校にただ寄付金を収めるのではなくて、
家族で一日楽しめるイベントの対価に料金を支払うものの、
その利益が我が子どもたちの為に還元されるという
お財布のひもがゆるむ、そしてゆるんでいいよね、
というイベントなのです。
暑さで授業に集中できないからエアコンが必要、
コンピューターが子どもの数分足りないから購入しないと、
スマートボードが設置されていないクラスがあるから導入したいなど
学校が子どもたちの学びの為に必要な予算を
独自で獲得していく、この学校祭。
学校が子どもたちと一緒に
ビジネスを考えるのもいい学びの機会になりそうな予感です。
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