あっという間に1年が過ぎました。
去年の今ごろは高松にアウェイゲームで行っていました。
今でも鮮明に憶えています。
10月16日は忘れない日。 あの日、アウェイに向けてバスで高速のサービスエリアに停車した時に電話が鳴りました。
親友の携帯からだった。
期待だけが沸き上がり、そして声高に出た。
聞こえてきたのは、親友の声ではなく、 親友の奥さんの声だった。
声を失いそうになるくらい胸が苦しくなり咽がおかしくなったかと思うくらい声が出しづらくて。
奥さんから連絡。 それは不幸を意味する。 親友は、帰って来れなかった。 病室で僕が見舞いに行った時に彼の意識はなく、彼の姿が、病気で亡くなった兄の姿とダブった。
どこかで嫌な気持ちが過りその気持ちが大きくなり支配しそうで咄嗟に按じた。
とにかく大丈夫。 きっと大丈夫。
必死で足をさすり、腕をさすり、手を握り、できる限り呼び掛けた。 時間の許すまで。
サービスエリアで受け取った言葉は奥さんからの御礼の電話だった。
途中から何を話したか憶えてないくらい涙と喪失感で一杯でまともに奥さんと話せなかったと思う。 いつの間にか電話もきれていた。
彼がこの世を去ってあっという間に1年がたち、明後日には彼の生きがいになるはずだった最愛の娘が皮肉にも一歳を迎える。
簡単に彼の娘の誕生日と年齢を覚えれるのはとても哀しくて 本来は彼と一緒に子供をあやしたり、一緒に遊んだり、子供の溺愛ぶりを聞かされるかと思っていたのに。
悲しみはいつまでも続くわけではないのは経験上知っていますが、彼の死は色んな想いが重なり、兄の時とはまた違う意味で時間をかけないと自分の傷は癒えなそうです。
僕のルーツは彼無しでは語れないから。
今も鮮明に思い出す。 初めて君とNBAのビデオをみて、すぐに好きな選手がかぶった事。
好きな選手の物真似をどっちが似てるか競った事。 一晩中語り合ったこと。 お揃いの好きな選手のスウェットを着ていって担任の先生に派手すぎて怒られたこと。
夢を語り合い本気で信じあえたこと。
ずっと自分の事を応援してくれていたこと。
奥さんに逢わせたい逢わせたいってずっと言っていたのに引き合わせてくれずにこの世を後にしてしまったこと。
子供を抱いてくれとお願いされていたのに未だに約束を果たせないこと。
彼を亡くしてやり残したことがあるのはとても悔しい。
そんな彼に今逢えるなら一番したいことは、一緒に彼の娘をこの手に抱くこと。
最後に一番印象に残っているのは、子供を授かった時の彼の嬉しい様子は本当に印象深くて自分も自分の事のように喜んだから。
彼のお陰で今日もとても感謝できた日でした。
ありがとう
