京都の女児殺害事件についてです。
…正直、これを含め最近の子供に対する殺人事件などのニュースを見るとどうしようもない怒りがこみ上げてきます。
なぜこんなにも簡単に命が奪えてしまうのか、と。
少し考えれば解るはずです。
…むしろ、考えなくても解らないといけないことです。
―ここで殺してしまったらどうなるのか―
「どうなるのか」の主語は、「自分が」でもいいと思います。
もちろん、まずはその矛先を向ける相手、その親、親戚、知人のほうが大切ですが。
それを考えてもなお殺すことはできるでしょうか?
子供を殺された親の気持ち、友達を殺された知人の気持ち。
ワタシにはまだ子供はいませんが、もしもそういう立場に立ったらと思うと、胸が傷みます。
憎んでも憎んでもおさまらない感情に押しつぶされそうになります。
犯人を殺したいが、殺したところで子供は戻ってこないということに深い悲しみを覚えます。
ニュースが流れるたび、子供の遺影を見るたび、その都度その都度思い出します。
そして、その反復は(回数は時間が経つにつれて減ると思いますが)一生続くでしょう。
以下、京都で起こった塾講師による殺人事件のニュースの抜粋です。
「塾でしかられた」直後に包丁購入
京都府宇治市の学習塾で起きた小学6年堀本紗也乃さん(12)刺殺事件で、逮捕された元アルバイト講師の萩野裕容疑者(23)が、塾側から試験監督の交代を通告された後で「塾でしかられた」と父親に話していたことが13日分かった。直後に凶器の包丁を購入しており、府警は通告が殺害決意につながった可能性があるとみて調べている。一方、紗也乃さんの葬儀・告別式が同日、宇治市内でしめやかに営まれた。
調べなどによると、塾側は11月末から12月初めにかけて、紗也乃さんとトラブルになっていた萩野容疑者に、事件当日の10日の試験監督から外すことを通告した。その際、京進宇治神明校の校長は「自分にも経験がある。乗り越えないといけない」などと、萩野容疑者を諭した。
塾側が事件後、萩野容疑者の父親に事情を聴くと、同容疑者は交代を通告されたことを「校長にしかられた」と話し、不満を打ち明けていた。その直後の今月2日、萩野容疑者は宇治市のホームセンターで包丁2本を購入していた。
また、犯行時は紗也乃さんとほとんど会話を交わさないで、いきなり切りつけた可能性が高いことも分かった。
調べでは、萩野容疑者は10日午前8時55分ごろ、国語のアンケートを口実にほかの児童を別の教室に移動させ、紗也乃さんを包丁で刺し、午前9時2分には自分の携帯電話で110番していた。わずか7分の間に持ち込んだかばんから包丁などを取り出し、顔や首を数カ所刺した上、自分の父親にも「女の子を刺した」と電話していた。
<中略>
≪葬儀に300人が参列≫宇治市の葬祭場で営まれた葬儀には、紗也乃さんが通っていた市立神明小の同級生や保護者ら約300人が参列。早すぎる死を悼み、怒りと悲しみをあらためて募らせた。
ほほ笑む遺影の前で、府職員の父恒秀さん(42)があいさつ。「いつもと変わらぬ姿で塾に出掛けました。お昼は家で食べるわ、と元気に出て行きました。いまだに信じられないというのが率直な気持ちです」と心情を吐露した。
出棺の際には、同級生の女子児童はハンカチで顔を押さえながら大声で泣いていた。神明小のPTA会長中山厚子さんは「わたしたちにできるのは、彼女の冥福を祈るため涙を流すことだけです」。萩野容疑者が在籍する同志社大の八田英二学長は「学生がこのような事件を起こしてしまい、大きな悲しみだ。遺族のことを考えると、気持ちはとても言い表せない。」と話した。
これが殺人事件についての記事です。
…で、以下が大学時代の窃盗事件の記事です。
大学内で二十数件盗み 京都女児殺害(東京新聞)
03年、学生の財布など
京都府宇治市の小六女児刺殺事件で、殺人容疑で送検された元学習塾アルバイト講師の同志社大四年萩野裕容疑者(23)が二〇〇三年ごろ、大学構内で学生のかばんを盗むなど二十数件の盗みを繰り返していたことが十四日、分かった。
萩野容疑者は同年六月、学内の図書館で女子学生の財布を盗み、警備員を殴りけがをさせたとして京都府警に現行犯逮捕された。府警が当時の捜査で余罪として裏付けていた。
府警によると、萩野容疑者は〇三年六月までに、京都市上京区と京都府京田辺市の同志社大キャンパスで、机などに置かれていた学生のかばんや財布などを盗んでいたという。被害は計数十万円相当に上った。当時、動機について「自分も窃盗の被害に遭ったから」と供述していたという。
萩野容疑者は逮捕された事件で窃盗と傷害の罪に問われ、〇四年三月に懲役二年六月、執行猶予三年の有罪判決を受けて刑が確定、現在も執行猶予中。〇三年十月には大学から一年六カ月の停学処分も受けた。翌月から学習塾、京進宇治神明校でアルバイトを始めた。
このブログを書いていても、怒りがこみ上げてきます。
人を殺すのに納得できる理由というものがあるのかは分かりませんが、こんなことで子供を殺せる神経が理解できません。
「腹が立ったことがあるから殺した」という風にしか取れません。
非常に短絡的、浅はかな思考から事に及んだとしか思えません。弁解不可能だと思います。
そしてそれを平然と(平然と、かどうかは分かりませんが)父親に電話するという行動。
こんな人が娑婆に出ていると思うだけでゾッとします。
執行猶予中で停学中の身でありながら、殺人まで犯してしまうこの容疑者は救いようがないと思います。
こんな人を雇った塾にも責任は免れません。
もう世の中出てきちゃいけませんね。
堀本紗也乃さんのご冥福と、ご両親ならびに親戚、知人の方々の心の安らぎを心よりお祈りします。