朝方は寒くてアラームより先に目が覚めてしまいました。

隣で寝ている末っ子娘は

布団はかぶらず、パジャマをまくりあげてお腹を出して 

両手をバンザーイ!のようにしてクークー寝ていますぐぅぐぅ

 

毎朝、娘の寝顔を見ては笑ってしまいます。

 

 

昨日は、二女の誕生日。

 

 

二女の後に生まれた三女が

「ケーキを焼いてお祝いしようね。」

と満面の笑みで楽しみにしてたので

 

夕食後二女の誕生日ケーキを焼きました。

 

デコレーションなしの簡単ケーキですが

 

子どもたちに人気でわが家の定番です。

 

塾から帰ってきた息子が玄関入るなり

 

「ケーキ焼いてるやろ。」

「この匂いは、いつものバターのやつやな。」

 

正解!!

 

 

「さすが、15年もお母さんのケーキを食べてるだけあるね。」

 

 

部屋にこもっていた長女も

 

「食べるー」と低い声でゆっくりテンションでリビングに出てきました。

 

まずは、二女の仏壇に

 

末っ子が率先して、1切れお供えしてくれました。

 

長女は、自分の分をペロッと食べ終わりすぐにも仏壇の前へ

 

 

二女の鈴をならし 早速仏壇からお皿を引き上げ

 

私に(食べていいか?)とニヤリと笑い、目で合図

 

「私もー!」と欲しがる末っ子と半分コして

 

これまたペロッと食べ終わり

満足した顔で、自分の部屋に帰っていきました。

 

長男と末っ子は、自分の食べたお皿は自分でキッチンまで運びます。

 

長女は、テーブルの上にほったらかし

 

以前は、自分で運んでいました。

 

今は言っても運びません。

でも私は、それで長女を怒ることはしなくなりました。

 

 

以前の私は、そのことに非常に腹が立ち

 

 

長女にしつこくしつこく「自分の食べたものくらい台所に運びなさい。」

と最終怒鳴ってまで言っていました。

 

でも、違うんですよね。

 

いくら怒鳴ったって、小さい時はできたのに…って思ったって

しないものは、しないんです。

 

それでもいいや。

 

と思えるようになってきました。

 

 

ケーキの匂いで部屋から出てきたこと。

 

 

何も言わなくてもペロッとおかわりをして食べてること。

二女の仏壇からは、鈴を鳴らしてから持ってきたこと。

妹に何も言わず半分分けてあげたこと。

 

私が「美味しかった?」と聞くと

 

「うん」と一言低い声で答える長女

 

それだけでも、十分です。

 

 

長女が少しづつ私に甘えてくれるようになってきたこと。

 

やっと今、長女が求めていたことがわかるようになってきました。

 

そして、10年前、二女が亡くなった時は

 

「何で私がこんな辛い目に会わなあかんのや」

「私は望むように子どもを持ったらあかんのや」

「幸せになったらあかんのや」と、

長男と長女は夫に任せて

「私も二女のところにいった方がいいのかも知れない。」と思うくらいまでの精神状態でした。


でも今は、こうして家族の誕生日にみんなでそろってケーキを食べて

「美味しいね。」と会話ができるだけで

ほんと しあわせやなあ・・・って思える。

 

子どもたち・・・

 

生れて来てくれてありがとう。