中継その149 ある計画 | 恋愛実況中継

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行き場を失ってしまった沢山の言葉の墓場です。

笑って下さい。恋するものはいつも愚かで悲しいのです。

 毎日、順調に「ほめ殺し作戦」を遂行している(笑)


これまで、毎晩書いていた彼へのメールは


その日会社であった出来事や、


読んだ本の話など、普通に近況報告をしていた。


でも、今週は違う。


違うって気づけよ!


自分のことは一切書かず、


質問にさえろくに答えず、


ひたすら彼がいかに仕事ができるか、


頭がいいか、周囲に期待と尊敬を持たれているか、


書きまくっている。


その一方で彼宛に自分の秘密を打ち明けた


まるで遺書のような長い手紙をせっせと書いている。


この週末、彼は仕事が忙しくて逢えないという。


その次、いやその次も忙しいというかもしれない。


それでも、次に彼に逢ったら、


私は彼にあるものを渡すつもりだ。


自分の分身のようなもの。


そしてどんなに鈍感な彼でも、


私を思い出さずにいられないもの。


それを彼に渡すつもりだ。


そして、私に話さない事をもう最後だと思って、


全て話してくれるように頼むつもりだ。


多分、彼は話さないだろう。それは想定内。


それから、来月の末頃、


私のもうひとつに秘密に決着がつく。


そうしたら、彼に今書いている長い手紙を


届けようと思う。


その先は・・・。


それまで、私は彼を目いっぱい良い気持ちにさせてあげる。


毎日、毎日彼を褒めて、彼に自信を付けさせて、


彼の我儘を聞いてあげて、


彼の為だけに生きる。


今、無駄だと解っていても、


必死でアモバン貯金している。


睡眠薬は安全なクスリだ。


だから、筋弛緩剤もステロイドも、風邪薬も、


あらゆるクスリを貯金している。


その先は・・・。