空蝉(うつせみ)
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空蝉(うつせみ)
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手にとるとふわっと軽くて、
少し力を入れればかさかさと潰れてしまいそうな危うさ。
そんな蝉の脱け殻のことをこんなに美しい言葉で呼びます。
この世に生きている人や、
現世のことを意味する『現身(うつしおみ)』(現人)という言葉が転じて
『うつそみ』、やがて『うつせみ』となりました。
何年も土の中で過ごし、
ようやく脱皮して鳴けるようになっても、
数日しか生きられない蝉の儚い命に重ね合わせ、
空蝉と言ったのでしょう。
儚くても、
空しくても、
精一杯生きて行こうとしているのは、
人も蝉も同じなのでしょうね。
命の儚さを感じると、何故か涙が出てしまいます。
そんな限りある人生だからこそ美しいのでしょうね…。
人は、どこから来てどこへ行くのでしょうかねぇ?
その答えは分かりませんが、
過ぎ去ったことに引きずられたり、
まだ起こっていないことに惑わされたりすることは、
とても時間の無駄だと思います。
今、この時に生があることに感謝して
精一杯生きたいですね。