アモバン、マイスリーはベンゾジアピン系なのに抗不安作用が無い話 | 再)酒乱Day's

アモバン、マイスリーはベンゾジアピン系なのに抗不安作用が無い話

12月にアップした
「睡眠の質」のお話

現在、自分はマイスリーとハルシオンは健忘が出るので処方から外している(と、言うかベンゾではそもそも弱くて入眠出来ない為)
今は昔程に「睡眠薬=怖い、一回飲み始めたら癖になって辞められなくなる」と、いう不安やイメージを持つ人も少なくなってきたと思う。
一般にベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、レム睡眠と深い睡眠を抑え中程度の睡眠を増加させる。
だからなのかベンゾジアゼピン系の睡眠薬で眠った場合、あまり夢を見ないし、深く眠った感じも得にくい。
しかしまだベンゾ系で眠れていた時はアモバンとマイスリーではよく夢を見ていたので調べてみたら
アモバンとマイスリーはレム睡眠を抑えず、しかも深い睡眠への影響もほとんどないらしい。(これらの相違はω受容体が関係している。脳内にはω1およびω2受容体が存在していてその辺が関係している)このようなことから、同じ眠剤を飲んで寝るにしても、アモバン、マイスリーはわりと自然な睡眠が得られるという事が解った。
一般のベンゾジアゼピンはω1に選択性が高いマイスリーなどの眠剤は鎮静・睡眠作用が強く出て、反面、抗不安、筋弛緩作用が少ない。
抗不安作用を持たないところがベンゾジアゼピンっぽくないなーと、思う。
(逆に坑不安、筋弛緩作用が強いのはデパス辺り)
だから、一見同じように見える超短期作用型のハルシオンと比べても、副作用の点でも違いが出てくる。
(先に書いた抗不安作用の有無と夢)
例えばハルシオンは筋弛緩作用や抗不安作用を持ち、しかもレム睡眠を抑制する。
よって不安感や恐怖などの症状がある人はハルシオンの方がそれらの症状を抑えられるしむしろ良いという場合もある。
ただハルシオンはレム睡眠を抑えるので、急に中止したときにその反動で多夢傾向になりやすい。
また悪夢をよくみる人も、マイスリーのように夢に影響が少ない薬より夢を減少させる従来型のベンゾジアゼピンのほうが良いケースもある。
(話は反れるが、個人的な副作用なのか、その眠剤を飲むと必ず悪夢を見るという眠剤も有る)

調べてみてマイスリーが不眠症の適応しか無く、坑不安薬としての例えばパニック障害や強迫性障害に適応がないのも納得。
マイスリーは「不眠」の改善のみに特化しており、ベンゾジアゼピンっぽくはないな。と、思った。

精神科医も抑うつ症状を訴えた際は日中の生活の質より睡眠の質を優先するように思う。
(必ず眠れているか、何時間寝ているか、入眠・中途覚醒の有無をカルテに書いているし
逆に日中の行動は、聞きはするがカルテにはあまり記入はしていないように思う。)
是非、自分に合った睡眠薬を主治医と相談して欲しい。