ネオコン(新保守主義)
「岐路に立つ米国」
ブッシュ米政権の外交政策の機軸をなす新保守主義の論客、フランシス・フクヤマ氏(国際政治学者)が、ネオコン(リベラルに連なる理想主義と力への信奉が合わさった政治思想)に決別した。
フクヤマ氏は三つの判断の誤りがあったと、次のように指摘した。
第一は、イラクで核拡散疑惑に先制攻撃で対処してしまった。代償が大きすぎるし、アメリカを国際社会で孤立させた。
第二は、世界における反米世論の強さを見誤った。
第三は、国家建設をめぐる誤算。イラクを再建するのがどんなに困難か大きな誤認があった。
アメリカはブッシュの政策によって孤立したことの反省をし始めた。力だけではだめで、国際協調が必要だと感じ始めている。
- Francis Fukuyama, フランシス フクヤマ, 渡部 昇一
- 歴史の終わり〈上〉歴史の「終点」に立つ最後の人間