八正道を一つずつみてきました。
正見〔ショウケン〕:正しい見解
正思惟〔ショウシユイ〕:正しい思考
正語〔ショウゴ〕:正しい言葉
正業〔ショウゴウ〕:正しい行動(体の行動)
正命〔ショウミョウ〕:正しい仕事
正精進〔ショウショウジン〕:正しい努力
正念〔ショウネン〕:正しい気づき
正定〔ショウジョウ〕:正しい精神統一・禅定〔ゼンジョウ〕
八正道とは、まとめてみると、結局、全体的にどういう生き方を説いているのか、今回は考えてみたいと思います。
①三業を正しくする
正思惟・正語・正業は、心と言葉と身体の行いについて、「正しく」しましょう、という教えです。
仏教では、人間の行為を、3つに分けています。「身口意〔シンクイ〕」(体の行い・言葉の行い・思考や心の行い)といい、これを「三業〔サンゴウ〕」と呼んでいます。
正思惟~正業の3つは、三業を改めましょう、正しくしましょう、ということになります。
②仕事と生活を正しくする
そして、その次の正命。これは、生きるためにする仕事、それを正しくしましょう、ということです。仕事のため、生活のためだからといって、不善行為をしないようにしましょう、ということです。
③正しい努力をする
正精進。これは、人間が生きていく上で、どういう努力をしたらよいかという教えです。人格を磨くということに重きをおいて、4つの努力をしましょうと説かれました。
④正しい修行をする
正念と正定は、悟りに達するための、涅槃・解脱へ至るための本格的な修行について言及した部分です。
仏教の修行は、サマタ(禅定・サマーディを目指す瞑想)とヴィパッサナー(智慧を育てる瞑想)の2つがあります。
サマタは「止〔シ〕」(精神統一をすること)、ヴィパッサナーは「観〔カン〕」(心身の現象を観察して智慧を育てること)で、合わせて「止観〔シカン〕」(または止観瞑想)といいます。
正しい止観をしましょう、という教えです。
ざっくり言えば、「正しい生き方をして、正しい修行をしましょう」というシンプルないい方ができます。
八正道をふりかえりました。
ありがとうございました。