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じゅんの仏教ブログ

仏教(上座部仏教・初期仏教)についての書き込みをするブログです

 今回も無我について考えていきたいと思います。

 前回の話は、「すべての物・現象に、実体はない」ということでした。

 何かをそのものたらしめている、”変化しない”、”絶対的な”、”永遠の”というような実体、そういうものは、存在しない、ということです。

 しかし、私たちは、何かを見ると、そこにそれが「ある」と思ってしまいます。実際、「ない」わけではないのです。というのは、”刻々の瞬間”に”成り立っている”ので、「ある」というわけではないが、「ない」わけでもない、というふうになります。”実体はない”のです。こういった無我の様子、「実体的な我はないが、なにも無いわけではない」様態を、「空〔クウ〕」(スンニャ または スンニャター)といったりもします。

 そして、ここで説明するべきもう一つの、大切な仏教の言葉があります。それは「無常〔ムジョウ〕」(アニッチャ)です。
 無常とは、「すべての物・現象は、止まることなく変化し続けているという意味です。すべての物・現象は、流れる川のようなものだといえます。
 これは、証明が必要ないと思います。この世界に、何か、ずっと止まっているもの、ずっと変化しないもの、絶対的なものはあるでしょうか?ないのです。
 「すべてのものは、常に変化し続けている」というこの無常の真実は、お釈迦様が発見されました。

 次回からは、この無常というキーワードも使って、無我について考えてみたいと思います。

 ありがとうございました。