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じゅんの仏教ブログ

仏教(上座部仏教・初期仏教)についての書き込みをするブログです

 今回からは、慈悲の瞑想(メッタバーワナー)の具体的方法をご紹介していきたいと思います。

 言葉を使い、四無量心〔シムリョウシン〕を育てていきます。具体的には、次の言葉を、念じます。
 
私は幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願い事が叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私は幸せでありますように(3回)

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願い事が叶えられますように
私の親しい人々に悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように(3回)

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願い事が叶えられますように
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように

私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように

生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

 上記の通り、順に念じます。

 声を出して行っても、無言で行っても大丈夫です。

 そして、できれば、下線部3回を唱えた後に、下線部の言葉を、声を出さずに数分念じます。

 大事なことは、真剣に、真面目に、正直に念じることです。

 そして、注意点は、”亡くなった人に対しては慈悲の瞑想はしない”ということです。なぜかといえば、やるほどに悲しみの気持ちが出てきて、マイナスの影響が出てしまうからです。
 亡くなった方に対しての供養には、「回向〔エコウ〕」(他者に功徳を差し向ける)という方法があるので、それは後日ご紹介いたします。

 「私の嫌いな人々~~~」と「私を嫌っている人々~~~」の2つは、気分が悪くなったらやらないようにしてください。怒りの気持ちがふくらんでしまって、逆効果です。逆に、ここが気分良くできるようになったら、慈悲の気持ちが育ってきたと確認することができます。

 そして、床か椅子にすわります。正座よりも、楽な姿勢で座るようにします。結果趺坐〔ケッカフザ〕か、できないならアグラでもOKです。いずれにしても、背筋をまっすぐ伸ばし、顎を少し引いて、楽な姿勢で行います。無理に背中を伸ばして苦しみながらやるようなことは避けます。
 手は、座禅などをなさる方は、そのようにくまれてもいいですし、ヒザやモモの上においたり、楽にします。

 このようにできないときは、電車の中、トイレの中、布団の中などで念じても大丈夫です。

 やればやるほど、心が清まり、四無量心が育って、自分も他者も幸福になると説かれています。

 以上、簡単にですが、「慈悲の瞑想」のやり方でした。

 ありがとうございました。