• このお茶のユニークなところは、だいたい5gぐらいの茶葉を四方形に固めているところです。
  • 寿眉は、白毫銀針などに用いる若芽を摘み取った後に、一芯二葉から一芯三葉で摘んだ、葉の部分を主に用いたもので、白茶の中で生産量の多い品種です。上質のものは白毫がありますが、これがあたかも老人の白い眉毛のようであるために寿眉と名付けられました。 香りはフレッシュで、澄んでおり、味は芳醇でコクがあり、ゆったりした余韻があります。
  • 2019年の春に作られた白茶の寿眉を5年間熟成させ、固形茶の形状にしています。 強めの発酵が施された白茶で、年月による熟成もあり、柔らかく味わいの深い白茶に仕上がっています。
  • 近年、白茶は時間が経過した陳年のお茶の方がより美味しく、味わいが深くなることが知られるようになりました。普洱茶のように元々時間をかけて後熟成を行うという習慣のなかった白茶ですが、ここ最近はそうした年月をかけて後熟成された白茶も見られるようになってきました。1年目はお茶、3年目は薬、7年目は宝と例えられる言葉もあるほどです。
  • とはいえ、普洱茶などと同じく、元々の茶葉の状態が良く、後熟成に耐える品質を備えたものではないと、年月をかけても味わいがよくなることはありません。
  • この寿眉は完全に管理された状態で5年間ゆっくりと熟成され、2024年にようやく出荷されたものです。元々上質な茶葉を使っていることに加えて、固形茶にする際に行われる蒸す工程がより柔らかい味わいにしています。 煎持ちも良く、通常の白茶よりもずっと、じっくりと楽しむことができます。
  • 【蓋碗で淹れてみます。】この白茶餅は充分に茶器を暖めてから5グラムくらいの茶を入れて98℃以上の熱湯をそそいで一度、湯を捨ててから90~95℃の湯で淹れます。一煎目は水色はうすく白茶らしいおだやかな香りで爽やかでサッパリとした風味です。二煎目から水色は濃くなり風味にコクと旨みが増し、煎を増すほど味わいで出てきます。
  • この茶餅は寿眉にちかく、香りより味が強くなります。輪郭がはっきりとした味わいで体のほうに感触が作用しますので親しみやすい白茶でしょう。
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