17世紀バロックの画家。
大航海時代のオランダで産まれました。

画家にとっての2大パトロンの教会と宮廷が存在しないここオランダでは
絵は一般のブルジョワがお客さまなので部屋に飾る事ものでした。

バロック時代はカラバジョ、レンブラントなどに、
光と闇の対比によって、劇的な効果を出す絵画が主流でした。
そんな中、一人、静かな光の使い方をしたのがフェルメールです。
生涯で残した作品は、わずか30数点。
11人の子供をかかえ、貧窮のうちに45歳で亡くなっています。

「地理学者」の画面上の地球儀は、インド洋が正面を向き、
地図には東インド会社が発行したヨーロッパ地図がかかり
地理学者が身につけている上着は当時裕福な市民階級で流行った日本の着物「ヤポンスロック」。
世界に誇るオランダの裕福さが現れています。

bunkamura ザ・ミュージアムで5月22日まで。
フェルメール作品の展示作品はわずか一点。「地理学者」だけでした。

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「地理学者」

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左 「牛乳を注ぐ女」 右 「手紙を読む青衣の女」
根津美術館に行ってきました。

江戸時代の琳派の絵師、尾形光琳。
その国宝「燕子花図屏風」の展示が根津美術館で5月15日までありました。

伊勢物語、第九段八ッ橋の一節から主題を得た作品。
尾形光琳は京都の呉服商の次男として生まれ、恵まれた環境で育ちます。
父の死後財産を使い果たし40歳を過ぎようやく絵を生業とし始め、
代表作「燕子花図」はその初期の作品。
金地に緑と青の三色だけで余分なものはすべてそぎ落としたシンプルさは驚きです。

この屏風は根津美術館を代表する所蔵品なので、
毎年かきつばたの季節に展示されています。


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燕子花図屏風 (かきつばたずびょうぶ) 根津美術館 国宝

光琳没後45年に産まれた酒井抱一の「八ツ橋図屏風」。
淋派の流れはこうして引き継がれていきます。

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6月27日、NHKプレミアムで「猫と芸術家」が放送されていました。
パリで成功した画家、藤田嗣治のドラマとドキュメンタリー番組でした。
おかっぱ、ロイド眼鏡、ちょびひげ、でおなじみですね。

藤田嗣治は東京で産まれパリへ。
モンパルナスでピカソ、モディリアーニ等エコール・ド・パリの画家と交流しながら、
「乳白色の肌」をもつ裸婦像でフランスにおいて最も有名な日本人画家になります。
絵ばかり描いていて女性にあいそをつかされ、5度も結婚(!)。
そんな彼は沢山の猫を飼い頻繁に描いていました。

猫だけの絵もいいですが、「眠れる女」の猫もいいです。
この絵の猫は特にお気に入りの猫だったそう。
自画像の隅にも登場しています。

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パリのアメリカメアリー・カサット。

人モリゾと並ぶ数少ない女性画家。
印象派の作品をいち早くアメリカ大陸に紹介しもたらす大きなきっかけを作った
メアリー・カサットです。
彼女の作品も『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展
印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション』 で見ました。

実際には母親になることのなかったカサットの絵には、
母性的女性像や母と子を主題とした作品が多く描かれています。
退屈そうな様子の少女と、隣の椅子で静かに眠るカサットの愛犬の対比が微笑ましいです。

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青いひじ掛け椅子の少女
ベルト・モリゾは好きな画家のひとりです。
彼女は印象派画家の一人で、この時代の数少ない女性画家です。
マネやルノワールら印象派の画家たちとの交流を通じて独自の製作を行い、
特にマネとは絵のモデルでもあり親しい間柄で、
後にマネの弟と結婚し娘ジュリーを産みます。
この当時は女性が画家として自立するのは難しかったようです。
男性画家が遠出してるのに対して、自宅の庭で描くのが精一杯でした。


「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 」で彼女の絵を見る事が出来ます。
左はベルト・モリゾ作 「ゆりかご」
モリゾとともに絵を習っていた姉エドの出産後に描いた作品。

右はマネ作「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」
マネの特徴である「黒」を多様。
モデルはもちろんモリゾ。美人です。

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「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展   
印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」に行ってきました。

所蔵する12万点の作品の中でも、絶大な人気を誇る
印象派とポスト印象派の作品全83点が紹介されていました。
日本初公開のゴッホの《自画像》も見られました。
会場は、現地ナショナル・ギャラリーにいる感じの展示をこころがけたそうで快適でした。

モネ達印象派が大切にしたのは、
いかにして水と風と戯れる光の一瞬をキャンパスに残すか、でした。
左のモネの絵は風景画の様に人物を描いています。
逆光の光が記憶の中にある風景のようで心に残りました。

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左 クロード・モネ 散歩、日傘をさす女
サントリー美術館に行ってきました
『不滅のシンボル 鳳凰と獅子』展を開催中。
今回出展作品のほとんどが他館や寺社から借りて来た優品で構成されています。

鳳凰は、空想の鳥として日本へ伝わり、獅子はライオンを原型とし、
やはり中国から唐獅子という半ば空想上の動物として伝わりました。
それぞれ高貴なシンボルとして、絵画や工芸の意匠となっています。
伊藤若冲や狩野探幽の作品も見られます。

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伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」江戸時代 18世紀後半