プロレス者達の極楽狂宴~2019.8.17「プロレスビデオロイヤルランブル」レポート~ | ジャスト日本のプロレス考察日誌

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2019年8月17日に大阪・なんば紅鶴さんで開催された「プロレスビデオロイヤルランブル」に登壇させていただきました。




当日は多くの皆さんにご来場していただき本当に感謝しております!厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

今回はそのイベントレポートを書かせていただきます!

イベント当日の朝8時に起床した私。イベントで使っていただく映像として用意したのは4本。きちんと前もって準備はしておきました。奥さんや子供達はまだ寝ていたが、出発する時間になると奥さんは目は覚めていたので、「頑張るね」と握手をして出発したのでありました。

当日は漫画家のペンダフさんと10時になんば駅で待ち合わせして少し二人で待ち合わせしてから会場に向かうことにしていましたが、ペンダフさんがなかなか現れません。どうやらイベント用の映像を探すために、徹夜していた模様。ペンダフさんが45分遅れの10時45分に現れ、近くにある無印良品のカフェで軽く打ち合わせ。するとなんと、通りがかりのおばさんに「金ある?」といった理解不能なことを言われる。どうやら金をたかりにきたようで、その他のお客さんにも声をかけていたが、皆、無視していました。正直、ビックリしました。これはただ事では終わらない一日になる予感がひしひしと感じたのであります。

11時半頃に会場となるなんば紅鶴に到着。メンバーが続々と集まり、各々に挨拶を済ませていき、12時過ぎにDJ急行が到着。メンバーが揃ったところで、打ち合わせに入りました。



今回のイベントは東京のレッスルビデオマニアグルーサムからDJ急行さん、バッドガイナベさん、世界のPKさんが参加。また昭和プロレス研究室からミック博士、存英雄さんが参加。紅鶴発のプロレス系イベント「世紀末シリーズ」からは私とペンダフさん。そしてプロレスラーで紅鶴イベントの常連メンバーのブリティッシュ・バタードッグさんが参加。総勢8人という東から西から揃いも揃ったプロレス者が集結したのです。

このプロレスビデオロイヤルランブルは、MCは、DJ急行さん、進行は林人生店長が務め、一人ずつ登壇して各々が持ち込んだプロレス映像を上映して、皆さんにワイワイ楽しんでいただくというプロレス映像を肴に、プロレス話で盛り上がるというのがコンセプトです。

どうやらイベントには続々とお客さんも集まっている模様です。




13時からイベントがスタート。このイベントは怒濤のプロレス映像祭りと化したのです。ここからは登壇者ペンダフさんによる実況ツイートを中心にお楽しみください!




































そして16時30分頃、実に3時間半に及ぶイベントが盛況の内に幕を下ろしました。

とにかく最高にひどかった(笑) 特に序盤の段階でバッドガイナベさんがコンゴのプロレスを紹介してくれたのですが、犬が燃えて観客席に突っ込んでいく衝撃映像が流れ、場内は騒然!!!





※この映像は衝撃映像です。今回のイベントがどのようなものだったかという臨場感を味わっていただきたいのでリンクを貼りますが、過激な内容となっておりますので、見られる際はその点を踏まえて注意してご覧ください。

さすがに急行さんから「ナベさん、あの映像はさすがに序盤に流しちゃだめでしょ(笑)最後に流すはずじゃないですか」と突っ込んだのでありました。あとアルゼンチンのカトーさんもね(笑) 




映像セレクトから狂人を感じさせるバッドガイナベさん、恐るべし。



また世界のPKさんセレクトの映像は、結構時事問題とプロレスを絡ませたり、こんな映像あったよなという隙間を突くもので、狂気の映像を放出するナベさんとは違ったインテリジェンスを感じました。

昭和プロレス研究室のミック博士と存英雄さん。この二人の引き出しは底無し沼で、映像セレクトにもその奥深さを感じました。個人的なMVPはこの二人だと思っています!

バターさんは自身が持ち込んだ地下格闘技の秘蔵映像やWCWのプロモ、こちらも最高でした!バターさんがWCWハロウィンヘイボック1992でのスティングVSジェイク・ロバーツのPVを流すと、「これを流すなら、こちらも流しましょうよ」と言わんばかりにPKさんが現れて、ハロウィンヘイボック1991のブッチャー電気イス感電の映像をぶっこんできて、化学反応が生まれたのは見ごたえありました!

ペンダフさんはUWF系を中心に持ち込みました!バート・ベイルVSダン・スバーンのUWF系外国人選手対決もショートバージョンで流して目的は果たせたようです。また、これはねじ込もうと骨法特集に持ち込んだ時には「この人の執念は凄まじいな」と呆気にとられてしまいました。でも骨法って、めちゃくちゃ語りがいのある幻想ですよね(笑)

私がセレクトした映像は、武藤敬司選手がプエルトリコ時代に変身したスーパー・ブラック・ニンジャのPV、バラエティ番組に新日本レスラーが大挙参戦した家屋破壊の映像の二本が流れました。まだまだ映像の世界は奥が深いなと実感!次回はもっと頑張ろうと反省した次第です!

ちなみに今回は各々がどんな映像を持ち込んだのかは把握していない状態でイベントがスタート。何にも台本も資料もない状態で見事に仕切ったのがDJ急行さんでした。さすかです!数々のイベントMCとしての凄さを感じました。そもそも私と急行さんとのご縁から生まれたこのイベント。急行さんとのご縁に心から感謝しかありません。急行さん、本当にありがとうございました!











17時に会場を離れ打ち上げに向かうために外を出るとまだ明るくてビックリ(笑) 近くの居酒屋の座敷で打ち上げスタートです!

ここからがイベント以上にプロレス話に盛り上がったわけです!これが間違いなく紹介できないアンタッチャブル案件で(笑)
やっぱりミック博士さんは凄いとリスペクトしたわけでありました。




20時頃に打ち上げが終わり、そこからペンダフさんと二人で心斎橋にあるBRSで三次会に突入。ここでも話すのはプロレスなんですよ(笑)どこまでプロレス好きなんだと(笑)




そして22時15分頃まで二次会は続き、そこから二人でなんば駅まで歩いて別れ、それぞれ帰路についたのでありました。

0時頃に私は自宅に到着。こうして長くて濃厚な一日が終わりました。家族はもう寝ておりました。

この日、普段酒を飲まないのですが、イベントでカルアミルク&カシスオレンジ一杯ずつ、打ち上げでハイボールをジョッキで四杯、三次会でカルピスチューハイ一杯を飲んだ私。お酒が進み、プロレス話に花を咲かせ、語らえた大阪の夜。本当に楽しかった。しかも、そこに自分達だけでなくお客さんと一緒に楽しむ。相互満足の宴となれたような気がします。皆さん、受け身が取れるからこそ、プロレス話も弾むんですよね!一方的な好みの押し売りではこうはなりません。プロレスはみんな違ってみんないいんです。


イベント翌日になっても、その興奮が残っていて、プロレスハイになっている自分がいます。こんな感覚は始めてです。

かつてターザン山本さんが「前田日明について語ることは我々の喜びである」という言葉を残しましたが、今回イベントに登壇したり来場した皆さんからするとこう言いたいのではないかと思ったのです。

「プロレスについて語ることは我々の喜びである」

そしてその喜びに終わりがなく、満ち足りることはない。だからプロレス話が尽きないのだと。そこには「セックス、ドラッグ、ロックンロール」じゃないプロレスという麻薬がそのような作用を及ぼしているのです。いやぁ、本当に昨日は極楽でしたね。ただどこか狂気に満ちたプロレス者達の「狂宴」だったのです。
そのことを教えてくださったのは今回のイベントに関わってくださったすべての皆さんです。本当にありがとうございました!

またプロレスビデオロイヤルランブルは年末開催に向けて動いていきます!


最後になりましたが、このイベント実現に導いてくれた天国の地獄風景さん、本当にありがとうございました!今回のイベント、楽しんでくださいましたか?今後もこのイベント、あなたは永遠の常連客ですからね…。