また夢を見た。

 

仕事へ向かうタクシーに乗っていた。

すると何故か、途中から一回り下の彼が乗り込んできた。

手足の長い彼が、折りたたむようにして隣に座る。

暖かい日差しが降り注ぐ車内

 

これから向かう先の顧客に関する書類を拡げ

何やら忙しそうに準備をしていた。

私は隣からそれを覗き込み、

仕事を教えてほしいな…と、思っていた。

 

特に言葉を交わすでもなく

行き先に着いた彼は、急ぎ早に出て行った。

 

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…たったそれだけの夢だったのだけど。

一回り下の彼に会って、仕事を教えてほしい…と私が思っていた事は感慨深かった。

 

思い出すだけで、血がしたたり落ちそうなほどに辛かったのに

いつの間にか、眩しい思い出となっていた。