CI・・・シンプルなデザインって何だ? | Jump Start Blog

CI・・・シンプルなデザインって何だ?

今、来週オープンするライブハウスのロゴマークをデザインしています。

今回のロゴは僕が作ってきた中では複雑な方ですが、
それでもロゴっちゅうのはグラフィックデザインの世界でも特別に「シンプルさ」が求められます。
有名企業のロゴを思い浮かべても、ものすごく複雑なのは少ないはずです。

その理由の一つに印刷からデジタル、オブジェ等、様々な媒体で用いることが挙げられます。
フォトショップやイラストレーターのエフェクト(ドロップシャドウやエンボスなど)を用いると、
印刷したときに不都合が出たり、立体に落とし込みにくくなります。

とまあ、この「シンプル」っていうのがとても奥が深く、
人によっては「シンプル」=「手抜き」に考えている人もいます。
僕自身がデザインを始めた頃、そう考えていた節があります。

しかし、シンプルであればあるほど、
ちょっとした形、ちょっとしたバランス、ちょっとした色、、、
ちょっとした粗が目立ってしまいます。
肌がめちゃくちゃ綺麗な人は吹き出物一つ出来ただけですごく目立っちゃうのと一緒です。

だから「シンプル」とは、一切ごまかしがきかない手がかかる大変な作業です。
一見、単純な図形や文字に見えても、その背景には何百通りのアイデアスケッチと、何日間もの試行錯誤があるわけです。
ロゴマーク一つの相場をいきなり言うと、異口同音に「高い!」というけれど、創る側にはそれだけの想いと労力があるわけです。
そして会社の顔として、何年間、、ひょっとしたら何百年使われるわけですから。

だからデザイナーとしてもロゴを提示するときは「できるかぎりのことはやった!」という自信と共に提示する一方で、「これがこれから何万人、何千万人の人が目にするものとして本当にクライアントに最大のイメージをもたらすものなのだろうか?」って大きな不安もあるわけです。

何を言いたいのかわからなくなりましたので、ここらへんにしておきますが、これを読んでちょっとでも創る側にも提供される側にもロゴマークに対する思い入れが強くなってくれたら嬉しいです。

そしてライブハウスがうまくいくことを意図して。