何が素晴らしいって、そのタイトルの持つ響きが素晴らしい。〇〇マンではなく『流星人間』…。特撮ヒーロー番組華やかりしり頃だったこの1973年。多分、他のヒーローたちとの差別化を狙っての事に他ならないと思う。そして、このタイトルが決定されたその瞬間。彼らゾーンファミリー(防人ファミリー)の物語が始まったのだ…。ゴジラは登場するし、あのキングギドラまでが物語に華を添える。ウルトラシリーズほどの盛り上がりはなかったにしろ、毎週毎週が楽しみだったことに間違いはない。…そんな壮大な物語が展開する中。僕は、どちらかと言うとゾーンファイターが巨大変身して流星人間ゾーンになる前の、防人ファミリーの活躍する姿を見るのが好きだった…。たった一つの目的、いや使命のために兄弟揃って必死に戦い続ける、防人ファミリーに憧れすら抱いていた。そして巨大変身した流星人間ゾーンの必殺技『流星ミサイルマイト』❗光線技ではなく、腕に装着した多砲身アタッチメントから、曳光弾をこれでもかとぶっ放す。こんな彼の活躍に、心をときめかさない男の子なんていない！いる筈がない！僕は今でもそう思っている。
