プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のゾゾマリンスタジアムで行われたオリックス戦で一人の走者も許さない「完全試合」を達成した。1994年の巨人・槙原寛己以来、プロ野球で28年ぶり16人目。従来の記録を「4」も上回る13者連続奪三振のプロ野球記録も達成。奪三振数は「19」にまで伸ばし、プロ野球タイ記録とした。試合は、6-0でロッテが勝った。
連続奪三振の従来の記録は梶本隆夫(1957年、阪急)と土橋正幸(58年、東映)の「9」。佐々木朗は64年ぶりに記録を塗り替えた。1試合最多奪三振は、野田浩司(95年、オリックス)の「19」に並んだ。
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投球内容=三振19(うち空振り15・見逃し4)、内野ゴロ5、内野飛球1、外野飛球2
一回:後藤=二ゴロ、バレラ=一ゴロ、吉田正=空振り三振
二回:ラベロ=空振り三振、福田=空振り三振、西村凌=空振り三振
三回:紅林=空振り三振、福永=空振り三振、宜保=空振り三振
四回:後藤=空振り三振、バレラ=見逃し三振、吉田正=空振り三振
五回:ラベロ=見逃し三振、福田=空振り三振、西村凌=見逃し三振
六回:紅林=中飛、福永=捕邪飛、宜保=空振り三振
七回:後藤=右飛、バレラ=二ゴロ、吉田正=見逃し三振
八回:ラベロ=空振り三振、福田=空振り三振、渡部=空振り三振
九回:中川圭=三ゴロ、山足=遊ゴロ、杉本=空振り三振

オリックス戦で完全試合を達成し、マーティン(手前)と抱き合って喜ぶロッテの佐々木朗(10日、ゾゾマリンスタジアムで)
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