藤井七段、朝日杯連覇に王手…行方八段に勝利
１２回朝日杯将棋オープン戦の準決勝で行方八段（手前）との対局に臨む藤井七段（１６日午前、東京都千代田区で）＝稲垣政則撮影
将棋の藤井聡太七段（１６）は１６日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われた朝日杯将棋オープン戦の準決勝で行方尚史八段（４５）に勝利し、同日午後に行われる決勝に駒を進めた。藤井七段は昨年、同棋戦で最年少棋戦優勝を果たしており、今年は最年少での棋戦連覇が懸かっている。
朝日杯は持ち時間４０分の早指し棋戦で、行方八段は名人戦で挑戦者になったこともある強豪。公開対局として行われた準決勝は、矢倉模様の戦いになり、藤井七段は中盤のねじり合いで優位に立つと、緩まず押し切った。決勝の対戦相手は渡辺明棋王（３４）となった。