
醒剤取締法違反(所持)の罪で逮捕、起訴され、使用の容疑で追送検されたタレントの小向美奈子被告(29)が9日、警視庁東京湾岸署から保釈された。保釈保証金は200万円。
関係者によると、湾岸署を出た小向被告は都内の自宅に帰った。「当分は自宅で謹慎させます」と厳しい口調で明かし、本人も罪の重みを自覚して反省しているという。今回の逮捕前、交際していた飲食店勤務の男性と同居していたが、逮捕を機に男性は家を出た。今後の公判の日程は未定だが、交友関係を断ち切り、自分自身を見つめ直すことになる。
小向被告はこの日正午前、湾岸署の正面玄関前に姿を見せた。太ももの見える白いミニスカートとロングブーツ姿。待ち受けた報道陣の前で立ち止まると、深々と腰を折り、Fカップの谷間をのぞかせながら、6秒ほど頭を下げ、口を開いた。
「このたびはお騒がせして本当にすいませんでした。そして仕事の関係者、友人、支えてくれた人たちに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。コメントはまた今度、裁判が終わった後にしたいと思います」。口元を押さえ、目元をぬぐい、関係者と車に乗り込んだ。
小向被告は2月6日、自宅マンションで覚醒剤0.05グラムを所持していた疑いで現行犯逮捕。その後の尿検査で陽性反応が出ており、使用も認めている。
『遠藤憲一が新仕事人!必殺SP出演 30年前の成敗される役から“大出世”』

俳優の遠藤憲一(53)が少年隊・東山紀之(48)主演のテレビ朝日系スペシャル時代劇「必殺仕事人 2015」(今秋放送予定)に新仕事人として出演することが9日、分かった。1985年には仕事人に成敗される役柄でゲスト出演。30年ぶりの出演では、鏨(タガネ)を武器にした無頼な仕事人「瓦屋の陣八郎」として登場する。必殺史上最も卑劣な敵役として俳優・竹中直人(58)も登場する。
遠藤は85年に故・藤田まことさん主演で放送された「必殺仕事人Ⅴ」の最終話にゲストとして登場。将軍家の世継ぎを演じ、仕事人に成敗される役柄だった。
今回はやりたい放題の遊び人「瓦屋の陣八郎」役。殺し方も豪快で鏨(タガネ)を頭にたたきつけ頭蓋骨を割って仕留めるワイルドな仕事人だ。デビュー間もない30年前は地に足がつかない状態だったという遠藤は再出演に、「不思議な気分とうれしいのとごちゃまぜ」と笑顔で語った。
仕事人・渡辺小五郎を演じる東山とは、08年の東山主演舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」で共演した。東山が、妻の女優・木村佳乃(38)と交際するきっかけになった作品だった。飲み仲間である東山との対立シーンもあり、遠藤は「面と向かってシリアスな演技をするのが恥ずかしい」。東山は「そういう関係性を持てるのが幸せ。遠藤さんの雰囲気は仕事人にぴったり」と気心の知れた仲間の“参戦”を喜んだ。
2月下旬から京都で撮影を開始した今作は縁切り寺を舞台に、必殺史上最も卑劣という偽住職(竹中)を仕事人が闇に葬る。TOKIOの松岡昌宏(38)や昨年から仕事人として登場したHey!Say!JUMPの知念侑李(21)らおなじみのレギュラー出演者も登場。新たに加わった、遠藤との演技のぶつかり合いにも注目が集まる。