重量感とスピード感が融合した、まさに想像を絶する映像としか言い様のない、とんでもない映画でした. まだハリウッドは、いやILMはこんな凄い映像を作れるのか? と改めて驚いてしまいましたね. これぞ映画史に残る新たなる映像革命の記念作だと思います. とにかくカタールで謎のヘリがトランスフォームし、米軍基地を破壊するシーンから圧巻でした. 映像の凄さは分かっていてもその想像以上のスピード感に頭が追いつかないんですよね. ですからただ訳分からんけど凄い! という感想だけが強く残りましたよ. そしてそのごっつい映像がラストのトランスフォーマーvs.トランスフォーマーによる市街戦で「これでもか! 」というくらいに見せつけてくれるんですもん! 『スパイダーマン2』 で見た市街戦どころではない迫力は映画館でしか味わえないものでしたね. 久しぶりにストーリーなんぞそっちのけで映像に酔いしれましたよ. 特にカタールで生き残った海兵隊員たちがオプティマス・プライムを援護するため、ヘリに変身できるトランスフォーマーを一斉攻撃するくだりは最高に興奮しました. 実写とVFXがあそこまで何の違和感なくスクリーンの中で共存しているなんて…驚きという言葉以外に表現できる言葉が見当たらないです. ただストーリーは非常に陳腐でしたね. 宇宙から地球を見たオープニングはまんま 『アルマゲドン』 でしたし、サムが白煙灯を焚く中盤は 『ザ・ロック』 と全く同じ. オプティマス・プライムたちは市街戦とはいえ『バッドボーイズ2バッド』なみに遠慮なく街を破壊しますし、 『パール・ハーバー』 の真珠湾攻撃のくだりみたいにカタールで生き残った海兵隊員たちは劣勢のなか最後まで諦めずに粘ります. しかもあの若き大尉がバイクに乗って疾走するシーンは 『アイランド』 でも見た映像そのまんまでしたよ. ほんと、この映画のストーリーを○麻呂さん風に言うと「マイケル・ベイ作品の幕の内弁当や~」ですわ. またスティーブン・スピルバーグらしく、観客を笑わそうとしているのに全く笑えない、余計以外の何物でもない生ぬるいシーンも数多く、車が黄色いだけで 布袋さんの楽曲 が流れたり、アンジーパパのジョン・ボイドが国務長官のくせに銃で応戦したり、あのジョン・タトゥーロがこんな大作に出演していたり…と、これでストーリーさえよければ世紀の大傑作になっていたのになぁ~とちょっと残念でしたね. でも前半のあんなくだりで 『40歳の童貞男』 のタイトルが登場したのは個人的に大好きでした. 一応シリーズ化も決定したそうですが、果たしてこれだけ凄い映像を見せてくれたのなら次はもっと凄いものが見れる! と期待され失敗した『マトリックス』シリーズみたいにならないことだけを祈るばかりです. 週間ソフアグ ブーツ 2015ト販売ランキング TOP50】P いったいどうなることやら? 深夜らじお@の映画館 は幕の内弁当も好きです.