ドリームガールjumpmokomptopsズドリ | jumpmokomptopsのブログ

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まさに非の打ち所のない傑作とも言えるすごいミュージカル映画『ドーリームガールズ』. 個々の楽曲の素晴らしさもさることながら、映画を見終わって最も印象に残ったのはエフィを演じたジェニファー・ハドソンの歌と存在感でしたね. こりゃ彼女にアカデミー助演女優賞をあげなきゃ収まりつかないくらいにすごかったです. 明日のスターを夢見て舞台に立つ3人組の女性たち. オープニングで歌われた「ムーヴ」を聞けばエフィの類稀なる歌唱力に、まずこの「ドリーメッツ」は彼女無くしては成り立たないことがはっきりと分かります. そんな彼女たちが女好きのスターであるジミー・アーリーのバックコーラスを任されることでチャンスを掴む前半は本当にパワフルで終始スクリーンで繰り広げられる舞台シーンに圧倒されていました. エディ・マーフィもきちんと俳優として存在してましたし、勢いとかだけのパワフルさではない、本当の「力強さ」を感じさせるものでした. やがて「ザ・ドリームズ」としてデビューを果たすことができるものの、ビジネスを最優先させるプロデューサーにより、リードボーカルがエフィから見てくれのいいディーナに変更されてしまいます. この後半には前半のようなパワフルさはないものの「魂」を探し求め続ける苦悩が描かれており、とても心に染み入るものが多くありました. 印象的だったのは「ファミリー」という歌が使われるたびに昔からの仲間が離れていくこと. 全てを手に入れたはずなのに、それらを繋ぎとめる「魂」を得れないがために大事なものを失っていく「ザ・ドリームズ」が少し憐れにも思えましたよ. そしてエフィが脱退するくだりで彼女が一人きりで歌うシーンは特にすごいです. 仲間への愛と恨みを込めて力の限り歌うエフィに、この映画の主役は間違いなく彼女でしょ? と思ってしまうくらい圧倒されました. まさに入魂歌に相応しいものでしたよ. しかしこの映画が本当にすごいのは別れ別れになったはずのディーナとエフィが「ワンナイト・オンリー」という曲で再び巡り会うところでした. 当初エフィが抜けた「ザ・ドリームズ」は悪くはないものの何か足りないと感じさせる存在でした. でも改めてエフィの歌を聴くとやっぱり彼女にあってディーナに足りないもの、それが「魂」だと気付かされるのです. ですから大事なものを知り「魂」を込めてディーナが歌えた「Listen」はすごく心に響くものでした. そして「ザ・ドリームズ」が4人になるラストシーン. 長い時間がかかったものの本当の「ザ・ドリームズ」に戻れた、素晴らしく気持ちのいいシーンでしたよ. 彼女たちが最後に歌う「ドリームガールズ」を聴いていると、夢は次の世代へと受け継がれるから永遠に生き続けるものなんだと思えましたね. これは必見の映画、そう思えるくらい素晴らしい映画でした. 深夜らじお@の映画館 はこの映画のサントラは是非購入したいと思います.