昨日、7月6日(日)

世田谷パブリックシアターにて

ゆとくんの舞台「みんな鳥になって」を観てきたよ。

上演時間の長さと、難しいテーマということで

ちょっと身構えてはいたものの

なんの予習もできないまま挑んできたよ。

 

 

三軒茶屋。

めちゃくちゃ知った気になってたけど

駅について、地上にでてびっくり。

?三茶ってこんなに大きな街なの??

私、勝手に下北みたいな雰囲気を想像してたよ。

世田谷パブリックシアターも

もっと古びた建物の小さな小屋だと思ってたよ。

 

「みんな鳥になって」

とにかく初めからセリフ量が多い。

しかも、なんだか難しい言葉もたくさん。

ユダヤ人のエイタンとアラブ人のワヒダの

人種を超えた恋物語なのかと思いきや

父ダヴィットの出生の秘密が衝撃的で

ストーリーの先が気になって仕方なかった。

だから、めちゃくちゃ長かったけど

一生懸命にセリフを1つ1つ聞いていたら

めちゃくちゃ疲れたよ。

 

あまり自分とは交わらない世界の話だけど

戦争とかテロとか、紛争の絶えない地域は

今でもたくさんあって、紛争さえなければ

こんな悲劇は生まれないし、エイタンとワヒダの

恋も報われたのではないかと悲しくなったよ。

 

お父さんも実はアラブ人だとわかったとき、

私は、茶番でもいいから

それなら、ワヒダがアラブ人でもいいじゃん!

みんなで仲良く暮らして…と祈ってしまったよ。

でも、もちろん、そんな結末は迎えなかった泣くうさぎ

 

私が一番心打たれたシーンは

父ダヴィットがアラブ人の拾われっこだと知らされ

それまで憎んでいた母親に泣きつくシーン。

苦しくて、辛かったけど

あぁ、これからは母子で幸せになってくれたらいいなって

涙がでたよ。

でも、ダヴィットはそのまま倒れて、結局死んでしまう。

 

ずっと、私には関係ない世界のことだと思ってたけど

無性にイスラエルのことが知りたくなった。

ユダヤ人とアラブ人、パレスチナ問題、

なぜ、イスラエルではずっと紛争が起こってるのか

ぼんやりと

「なんでずっともめてるんだろうな」と思ってたけど

今回の舞台を見て、本気でその背景が知りたくなったよ。

 

 

ゆとくんの演技は、冒頭の図書館のシーンが

面白かったな〜次から次へと出てくる言葉が

めちゃくちゃめんどくさくて面白かった。

ちょっとゆとくんっぽいなって思ったよ。

岡本玲さんが素敵で、さらにたたみかけるように

言葉がさらさらとあふれていって

あっという間に二人は恋に落ちていて

できることなら、ハッピーエンドを見たかった。

 

そして、岡本健ちゃん、やっぱりかっこいいねぇ。

そして、切なかったなぁ…。

アラブ人だと知らされた時のあの苦しそうな姿。

 

一生懸命、真剣に

言葉を拾っていたから

ほんとに終わったあとはぐったりだったけど

とても良い舞台でした。

 

 

舞台のあとは、

せっかくだからと三茶ロケ地巡りもしたよ。

この続きは、また明日照れ