今週は土曜日に京都で、日曜日は東京で障害未勝利が行われました。
結果を振り返ります。
まずは土曜日京都の未勝利戦から。
1着 アシュヴィン
2着 マイネルフィエスタ
3着 シゲルソウウン
4着 メルシーサイレンス
5着 レッドアーヴィング
勝ったアシュヴィン。
初障害でかなり厳しい競馬を強いられ、それに耐えましたね。
道中、ヤラマイカがハナを主張するとそれについていき、その後ろからはマイネルフィエスタに突かれ、2周目2コーナー~向こう正面ではレッドアーヴィングが一気に交わしていくところをマイネルフィエスタも勝負に出て、一旦は3番手に後退。
最終障害を飛越して4コーナーからダートコースへ入る際、最内に潜り込んで一気に差し切りました。
初めての障害戦でこの競馬をできるというのは、正直すごいことだと思います。
後々が楽しみな1頭です。
…と、ところでこの馬、成績を振り返ってみていたら、私、デビュー戦を競馬場で見ていた馬でした。
2011年の阪神ジャンプステークス当日の新馬戦でしたね。
このレースには、友人が一口出資しているエタンダールが出走しており、写真を撮ろうを思ったところ、突然の大雨。
この新馬戦が終わるとしっかりと雨が上がり、ちょうどこのレースだけが全く写真が撮れなかったのを覚えています。
そのレースで4着した後に勝ち上がるまでに約1年。
1勝を挙げてからも勝つことができず、今回の障害入りでした。
マイネルフィエスタは相手を間違えた感じでしょうか。
レッドアーヴィングが上がっていき、アシュヴィンが一旦3番手に下がると、目標をレッドに変えて追撃しました。
が、アシュヴィンにはまだ余力たっぷり。
一方のレッドアーヴィングの方が、最後の直線で止まってしまいましたね。
マイネルフィエスタもそれについていった分なのか、最後は一旦は中団近くまでポジションを下げたシゲルソウウンにすら追い詰められる状態に。
また、この馬、スタートがあまり良くないですね。
このレースでもスタートでは若干後手を踏み、1周目1コーナー付近では4番手に取りつきました。
徐々にポジションを上げていく、先週のバードバーニングのようなレースができれば、まだスタミナのロスもないんでしょうけど・・・。
ま、人気との兼ね合いや馬のクセ、力関係等考えると、どうしてもこういった乗り方を選択せざるを得ないのかもしれませんが・・・。
次こそは期待したいですし、期待していいと思います。
さて、お次は今日(日曜日)の障害未勝利。
東京は1日中雨でした。
私は某ウインズのエクセルフロアで見ていたんですが、モニタを通してもかなりの雨粒が見えていましたし、予報と比べて雨量が相当多かったようです。
では結果を。
1着 ショウナンカミング
2着 ツィンクルブーケ
3着 メイショウゾウセン
4着 ワンダフルフェロー
5着 プリズンブレーク
このレースも先週の京都での未勝利戦のように、上位3頭の競馬になりました。
着順を左右した要因の1つは『運』。
ツィンクルブーケとメイショウゾウセンは運に見放されました・・・。
あ、だからといって、ショウナンカミングが運だけで勝ったとはいいませんよ。
ショウナンカミングはさすが平地1000万下を勝ち上がっているだけありますね。
初障害ではありましたが、障害さえちゃんと飛べばあとは平地の脚だけでどうとでもなる。という自信を持って、五十嵐騎手は騎乗していたようにも思えます。
この馬も『平地の脚』という武器がありますし、先々が楽しみな1頭です。
ツィンクルブーケは1~2コーナーでかなり厳しいシーンがありました。
正面の連続障害で落馬したデラウメイアを前に、さらに内にも外にも馬がおり、実況にもありましたが大渋滞でした。
この馬のレーススタイルからすれば、あのあたりでスーッと上がっていきたかったのかもしれませんが、そこで詰まっちゃいましたね。
それでも最後は良い差し脚を見せました。
好走は続けるんですが、何かが1つ足りない状態が続きます。
この馬の場合は最長でもあと5ヶ月しかありませんので、何とか1つ勝たせてあげたいですね。
メイショウゾウセンはとにかく不運でした。
いい感じで逃げる展開に持ち込み、デラウメイアを従えてそのまま逃げ切りたい状況だったと思いますが、デラウメイアが落馬競走中止したことで、後ろの目標を一手に背負うことに。
さらにはセイカミカワに突かれ・絡まれの非常に苦しい展開。
加えて、芝→ダートの付近ではショウナンカミングとセイカミカワに挟まれてしまい、4コーナーのカーブでは若干弾き飛ばされる場面もありました。
それまでの間に3番手以降との差を保ってはいたものの、そこからズルズルと下がるわけでもなく、3番手をキープした辺り、この馬の力を感じます。
次はもう大丈夫でしょう。
あとはこれらの事象で、それがトラウマになっていなければいいんですが・・・。
なお、この東京での未勝利戦は2頭の競走中止がありました。
後から中止したデラウメイアは左寛跛行とのことでしたが、セイカミカワは左肩甲骨々折が判明し、予後不良とのことでした。
騎乗していた大江原騎手、石神騎手はともに異状なしとのことです。
さて、来週は土曜日に東京で障害未勝利が、日曜日は京都で障害オープンが行われます。
今週勝った2頭は、ともに初障害でそのセンスを披露しました。
未勝利戦はこの2頭に続き、現行オープン馬を脅かす存在が出てくるのかどうかが楽しみです。
また、日曜日は東京競馬場で天皇賞・秋が行われますが、午前のメインレース・障害オープン(in京都)もよろしくお願いいたします。
それでは、来週も障害競走の応援をよろしくお願いいたします!
【投稿者】 ぼや