明日は阪神で阪神ジャンプステークス(J・GIII)が行われます。
春の実績組と、夏に力をつけてきた組がぶつかるレースになりましたね。
さっそく枠順ですが、
1-1 テイエムハリアー 61 熊沢
2-2 メイショウブシドウ 60 平沢
3-3 トウショウデザイア 60 白浜
3-4 ワンダームシャ 60 北沢
4-5 オースミムーン 60 高田
4-6 ビッグウィーク 60 小坂
5-7 アドマイヤサイモン 60 横山義
5-8 セフティーフライト 60 難波
6-9 デンコウオクトパス 61 西谷
6-10 ユウターチェイサー 60 黒岩
7-11 シシャモフレンド 58 植野
7-12 シゲルジュウヤク 61 中村
8-13 ドングラシアス 60 五十嵐
8-14 リリーアタッカー 60 森
これはかなり重心が前に偏ったメンバー構成になりました。
14頭中9頭が逃げるか、後ろでも3番手以内で競馬をしたい『逃げ・先行馬』。
平地のスピードはこのメンバーでは3枚も4枚も抜けているビッグウィークが出走。
そこに行き脚がついてしまうと抑えるのに苦労するデンコウオクトパスがおり、逃げた時の安定感は抜群のテイエムハリアー。
さらには逃げなくてもいいけど道中は離されたくないオースミムーンに、どちらかと言えばハナを切った方がいいシゲルジュウヤクと。
しかも、これらの馬たちは現在のところみんな上位人気に推されています。
とにかく逃げ馬には相当厳しい展開。
テイエムハリアーがハナを奪ったと仮定しても、平地の部分でビッグウィークが競りかけ、障害の部分でハリアーが前に出て、平地の部分で再びビッグウィークが競りかけて…その道中、デンコウオクトパスが2頭に絡む…という展開は容易に想像がつきますし、その近辺にはトウショウデザイアやオースミムーンがいることになるでしょう。
ビッグウィークがハナを取りきった場合でも、障害の部分でハリアーに差を詰められ、平地の部分で差を広げの繰り返し。
以下同文…。
どっちが逃げてもそのもう一方に突かれる展開になってしまいそうです。
そして、デンコウオクトパスがどこでこの2頭をつぶしにかかるか。
さらにはそのまま自分が生き残れるのか、あるいはその後ろ、道中3列目で競馬をする馬たちに食われてしまうのか。
展開が落ち着くとしたら、テイエムハリアーが内枠を利してハナを奪う姿勢を見せつつ、ビッグウィークの出方を見ながら控えて、ビッグウィークのスタミナ切れを待つ形でしょうか。
道中、5~6馬身差の2番手を進めれば、逃げているのと同じような形になりますから、馬の負担も相当減りますね。
ただ、ビッグウィークも平地の3000m(菊花賞)を勝った馬。
そう簡単にガス欠にはなりそうもありません。
馬券的には相当難解です。
自分が思い描いた展開になってくれれば馬券は的中、思い通りにならなければあきらめる。
要するに、『馬券の買い方』以前に、展開をどう読むかがポイントになりそうです。
展開予想を得意としている方にはうってつけのレースでしょうか。
なお、このレースは重賞ですので、回収率CSの対象競走になります。
レースは明日の13時50分発走予定ですので、締切時刻は13:30に設定いたします。
この難解なレースにぜひ挑んでみてください。
それでは、よろしくお願いいたします。
【投稿者】 ぼや