障害の名手たち ~その6 鶴留明雄~ | 踏み切ってジャンプ

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第6回目は鶴留明雄騎手を。


現調教師ですが、これまた意外でしょ???




鶴留騎手は1959年に騎手免許を取得。

体格の問題から平地での騎乗継続が難しく、障害を主戦場に。


その後、1977年に調教師免許を取得して騎手を引退するまでに、



通算:1241戦152勝

障害:512戦93勝


を挙げました。

この中には、障害重賞4勝が含まれます。


初重賞は、1964年のアラブ大障害(春)。

その後、中山大障害(秋)、京都大障害(秋)、阪神障害S(春)に優勝していますね。


やはりこうしてみると、障害での勝率が2割に迫っています。



そして、調教師になってからは数々の名馬を育て上げ、代表的な管理馬としては、


シスタートウショウ(桜花賞)

タヤスツヨシ(日本ダービー)

チョウカイキャロル(オークス)

スイープトウショウ(宝塚記念・他)


などがいます。


鶴留氏は調教師となって以降、積極的に若手を育てる人で有名であり、角田晃一(現調教師:スイープトウショウの主戦騎手)、岡潤一郎(故人:ノーザンドライバーの主戦騎手)、池添謙一(現役:スイープトウショウの主戦騎手)などを積極的に登用しています。

その反面、騎乗馬の少なくなったベテラン騎手を登用することでも知られ、小島貞博騎手が騎手生活の晩年に鶴留厩舎の主戦となって、タヤスツヨシ、チョウカイキャロルでダービーとオークスを制覇したことも有名なエピソードの1つですね。


その鶴留調教師も今年が70歳。


このところ、積極的に外国人騎手を起用する調教師が増えている中で、こういった若い騎手をどんどん登用する調教師さんが減っている中、非常に貴重な考え方を持つ方だな・・・という気がしています。


とにかく、義理人情に厚い方で、悪く言えば古い考えなのかも知れませんが、これも大事な考えなんだと思います。



ちょっと前にも書きましたが、こうして見ると障害競走を騎手として経験している調教師さんって、調教師としても何らかの成功を修めていますね。



さて、次は・・・誰を書こうかな・・・。



【投稿者】 ぼやっきー