感情ゆらゆら
22(書) 流しのしたの骨 江國香織
23(書) あそこの席 山田悠介
全くタイプの違う二人の作家の作品を連続して読んでみた。
個人的に、あそこの席は読むのがものすごく辛い。
読み進めるのは簡単で、すいすい読めるんだけどつらい。
説明文を淡々と読んでるようだし、なんというか
構成が若干甘い。
人物についても、上っ面だけで描き切れてない感じがするし。
市村先生とか臭すぎてもうね…。
あと被害者の親とか絶対そんなすんなりいかないって!
ただ、ものすごく映画向きな小説かと。
いろんな面でね。
流しのしたの骨は、なんといっても設定が好きだ。
一般的にはへんな家族の日常、普通。
変な設定をつけると、やっぱりいろいろ考えるからか人物造形がうまくいってるような。
だいたい自分が凡人だから、想像しかできないので
正解がないんだよね。だから、そう思えるのかも。
なんだか子供っぽい登場人物たちなのに
なぜか老成してんだよなぁ。むん。
わけのわからない文章を読んでる自分に酔うことを求めちゃってるなぁ。最近