個性と言ったらそうなんだろうけど
12(書)死国 坂東眞砂子
狗神と同じく高知が舞台。
こちらも高知弁?で進められていきます。
だからかな、ちょっと似たような印象を受けます。
あと、よくよく考えたらオチが弱いというかなんというか。
幽霊とか、ホラー系のものって
最後は霊的な現象って理由で納めようとしたら納まっちゃうから
結の説得力が弱まっちゃう気がします。
あくまで、推理小説とかと比べてですけど。
でも、この人の描写は好き。
言葉の使い方とかね、綺麗だし勉強になる。
しかし、ホラーって夜が主な舞台になるけど
暗闇で気配を感じる、などが狗神と同じで
やっぱり似てるなぁって。
あと、狗神は主に一人の視点で進められたけど
こちらは多くの人の視点で進められていきます。
その割には、最終的な関わりが浅すぎたかなぁって。
設定はいいと思うんですけどね、四国の44か所めぐり?を逆に回って~とか
四国は昔は死国だった。とかね。
それにしても、古本屋で買ってくるから
普通に安いんですよね。
こないだ赤川次郎の30円で買ってきたし。
だからついついいっぱい買っちゃって
本があふれてる。
しかも、タイトルに惹かれて買っちゃうのもあるから
たまに小説じゃないものとか交ってたりね(エッセイはあんまり好まないので
自重しなきゃ…
引っ越すまで本棚買わないぞ…!
後、中古だから汚れがひどいんだよなぁ
ブックカバー、紙で作るかな。