大好きでした。
三大テノールのルチアーノ・パバロッティさんがお亡くなりになりました。
71歳でした。
パバロッティさんの歌を生で聞いたことはないのですが、
高校3年生の時に音楽の授業で三大テノールの舞台をビデオで見せてもらう機会がありました。
ワールドカップの開幕式か何かだったような……。
他のホセ・カレーラスさんと、プラシド・ドミンゴさんも本当にすごいんです。
表現力があって、やっぱり声もきれいで。
でも、私はパバロッティさんが本当に大好きでした。
彼はキングオブハイCといわれるほど高音を得意とする人でした。
確かに、それも一つだったと思います。
だけど、なにより、彼の笑顔で歌ってる姿が素敵で輝いていました。
本当に歌を愛していて、歌っていられることが嬉しくてたまらない、そんな表情をしていたんです。
純粋に羨ましくて、その大舞台で観衆を魅了してしまう彼は
当時歌をしていた(部活で)私にとってはすごいインパクトでした。
フニクラフニクラ、っていう曲をご存じですか?
鬼のパンツのうた。笑
その曲を歌ったのがパバロッティさんだったと思います。
愉快で、軽快な歌なのに(山登りの歌ですよ)
泣いてしまいそうになるくらい
とっても素敵な表情で歌ったんです。(一人だったら絶対に泣いてたとは思いますが)
音楽の先生は、自由な人でした。決して怒らない人。
だから、クラスの何人かはテレビの前に席を陣取って
あろうことか三大テノールを愚弄して(顔とか)
それが許せなかった。
楽しそうに歌っている人を指さして笑っていられる神経がありえないと。
それほどに、魅せられてたんですよね……(たとえがおかしいけれども。
病気ってことはヤフーのニュース見て知ってたんですけど
一度退院したっていうニュースを見たような気がしてたので
ショックが大きかったです。
彼の歌声を全身に浴びて、泣いてみたかった。
ご冥福をお祈りします。