編集のチカラ | ジョンぺいどっとネット2.0

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ジョンぺいさんが、どっと・ネットするブログです。

最近、土日のどちらか必ず行くところがある。

渋谷のTSUTAYAとHMV、それからDMR。
前二者は、ちょっと前まではあまり行かなかったけど、最近相当投資してます。

(わりと、ちょっと前に書いたシスコの閉店を意識して、意図的にリアル音楽ビジネスや、リアルコンテンツビジネスに貢献しよってのもあるんだけど。)


最近アマゾンをあまり使わず、こいつらが僕を引き寄せるのにはワケがあるのです。



それが「編集力」。


例えばTSUTAYAには今、loungeって特設コーナーがあって、そこには、houseやclub jazzやらelectronicaやらが並ぶ。
それは、CLUB MUSICとかDANCE MUSICとは違う、新しいカテゴリ。


そして、昨日アツイと思った特設コーナーが、ORGANICというコーナー。

こちらも特設コーナーなのだが、何やらloungeとも色が違う。
基本はsurfミュージックとかそっちよりだったり、アコースティックな、電子音ない感じ。

ちょっと驚いたのが、そのコーナーには、ジャックジョンソンとハナレグミと藤原ヒロシが同居するのです。


ここが「編集力」です。

ジャックジョンソンとハナレグミと藤原ヒロシって、3者とも僕が大好きなアーティストなんだけど、
それってどのジャンル?ってなると、すべてが別のジャンルに属すはずだし、
たとえばTSUTAYAで探したらおそらくそれぞれが物理的に遠い関係で、全然違う棚にあるはず。


でも、おんなじところにおいてあると、僕にはそれをチョイスしたセンスがぶっささるし、
たとえばジャックジョンソンが好きな女の子がハナレグミを好きになる確率はすごく高いし、
藤原ヒロシからハナレグミなんて道もあるのかもしれない。

編集されたものは、1つの要素から新しいものをユーザーに提案してくれるのです。


この、既存のカテゴリではまとめられないものを、1つにまとめて見せてしまうのが「編集力」だと僕は思うのです。

点が線になって、美しい図形になっていくイメージね。

1つ1つの要素を組み合わせて、1つのコンテンツに見せる。アイデアの作り方に似てますね。
つまり、ユーザーにもアイデアを提供してるってことか。


これはTSUTAYAにおいては、音楽だけでは無くって、
映画や本も一緒です。

HMV(特に本のコーナー)やDMRにもそれに近いものがある。



編集って、「本とか雑誌」、「映像」の方でよく聞く言葉だけど、
全然違うところにもそのチカラが加わっているのです。


おそらく、メディアビジネス以外にも、食品や保険でもこのチカラが働いてるところはたくさんあると思うけど。


「モノが編集された状態にあって、且つリアルな店舗でコンテンツ同士の物理的な関係がある。」

これが、TSUTAYAとHMVとDMRが僕を魅了する理由です。
そして、GEOや新星堂に惑わされない理由です。



一方、amazonに話を戻すと・・・


僕は、amazon大好きなんだけど、
amazonにはこーゆー感じがないのです。

だって「これもどうぞ」には点が線になる要素はあっても、点が図形になっていくイメージはないからなあ。

だから、僕がamazonでネットの本を買っていると、彼はネット系とか広告系の本しか薦めてこないし。

ハナレグミを買っても、ハナレグミの本とかしか出してこないし、彼らが僕にジャックジョンソンを薦めてくることはないんだ。

そして何より、彼らには茂木健一郎とフロイトをつなげるロジックはないだろうなあ。



そんな意味で、amazonの「これもどうぞ」にはまだまだ深堀できる要素があると思って、
最近あいつの頭の中のロジックを結構真剣に観察してます。

一眼レフ見て、そのあとレンズをお勧めしてきて、あと一歩あったら感動するのに。



でも、こうゆうプラットフォーム的なところに編集力を無理に働かせる必要もないのか。





と、そんな事を考えていて、
ふとThinkの前号のタイトルが「編集力」だった事を思い出して、
スダさんの本棚からパクってきた。

Think! No.23(2007 AUTUMN) (23)
¥1,890
Amazon.co.jp


帰ってからヨモ。
ちなみに今号は、「地頭力」。


Think! WINTER 2008 no.24/東洋経済新報社
¥1,890
Amazon.co.jp


やっぱりビジネスにおいて、「編集力」って大事なんですね。



なんか長くなって、読み返してみると、ほとんど意味がわかんないけど、まあ僕の頭の中なんてこれくらい雑多な感じなんだろうな。
とりあえず、備忘録的な。



そして、完全に余談なんだけど、
昨日初めてTSUTAYAのAVコーナーに入った。

コーナーの中にレジカウンターがあるという、意気な計らいに感動した。

あの場にも結構編集のチカラが入っていて。
久々にマジマジとAVが並ぶのを見るのは楽しかった。

すごい編集の仕方は、コーナーを囲む壁に、人を軸にした配置。
中の棚の列は企画を軸にした配置。

なかなかバランスが良いと思いました。



とにかく、
人間の好奇心や探究心や、3大欲とか、
そんな欲の集まる場所に、編集のチカラが働くと、

もの凄いレバレッジが効いて、

もの凄い事が起こるのだと、想像してみた。