6月25日(火)。山口県萩市の地酒「純米酒 八千代」を呑む。

今夜のメインのアテは、練り物だ。山口といえば、蒲鉾やちくわの長門市仙崎。宇部も蒲鉾が名産になった。


合わせるのは、山口県萩市吉部下の、八千代酒造さんの地酒。この蔵のある吉部下は、萩といっても萩城がある市街地から、車で当方の山中に30分も分け入った、やまあいにある酒蔵だ。その、70%精米の普通純米酒。田舎の純米酒らしい、黄色味の強い色調。その色合いの先入観通りの、ひね香というか、生酛的というか、昔っぽい味というか。辛口でキレのある味わいだ。旨味はあまりなく、ちょっぴりビターな、引き締まった味わいだ。税込1,600円は、スペックの割に、少し割高感がある。


まずは、キャベツと茄子増量の、野菜たっぷり八宝菜。酢と、花椒の効いたラー油をたっぷりかけてアテに。辛口でシンプルな純米酒「八千代」で、サラリと流す。


そうか、中華味でも負けない強い味わいの酒なのだな、と思い、水餃子をアテに呑み進む。八千代、いいねぇ。


で、メインの練り物。シンプルなちくわもいいが、揚げ直したじゃこ天もいい。脂っこい味でも、このシンプルで辛口スッキリな純米酒「八千代」が、スッキリと洗い流してくれる。


ちくわの磯辺揚げだって、大丈夫。そして、下関市、林兼産業の、島とうがらしがピリリと効いた「黒豚入りソーセージ」もまた、酒が進む。


食後の甘味は、不思議な食感の「赫々(かくかく)」をリピート(「かく」は、赤へんにつくりも赤。スマホの変換ではなかなか出て来ない、イライラする漢字。)。この、もちふわの皮は、くせになるな。熊毛郡田布施町の、田舎もち本舗、株式会社たけした」の、「もっちり生どら焼」だ。


ベーキングパウダーのなせる技、だろうか。残った「純米酒八千代」で半分流しこみ、のこりは煎茶でいただきました。