6月23日(日)。山口県周南市久米(徳山市といえば誰もが知っていたのに、平成の大合併でつまらない一般名称のような市になってしまった。久米は、山陽道、徳山東インターのあたり。駅は、山陽線の櫛ヶ浜。岩徳線でも良ければ周防花岡が近い。)の、山縣本店さんの地酒、「大吟醸 毛利公」を呑む。山口県産の酒米、西都の雫」を50%精米して醸したお酒だ。1,650円+税だけど、山口県予算で割り引いてもらい、1,150円+税、で購入した。ありがたや。


で、鯨をアテに呑み始める。毛利元就以来の毛利家の旗印をラベルにあしらった「大吟醸 毛利公」を呑んでみる。香りはよく、旨味とキレのバランスも悪くない。アル添なので、飲み過ぎ注意だけれど、コスパも悪くない。


ふくが良いのだけれど、予算の都合で、今夜も鯨。ベーコンのゆずぽんかけ掛け、そして、鯨の刺身。こちらは、生姜ニンニクたっぷりの醤油でいただく。切れのよい「大吟醸 毛利公」は、刺身のくさみ、ベーコンの脂っこさを、スパッと切り取って、流し去ってくれるのが佳い。


お次は練り物。ご当地がベターだが、仕入れの都合で、別県産。かごせい(籠清)は、小田原の蒲鉾だけれど、山口の地酒には、練り物が合う。


このかまぼこは、風評をおそれて日和るメーカーが多い中、着色料に、クチナシのほか、紅麹を使っている。発色が良くて、いいなと思う。紅麹が悪いのではなく、小林製薬の品質管理が悪いのだけれど、蒲鉾の原料から「紅麹」そのものが抹殺されてしまうのは、いかがなものかと思う。トマト色素なぞを着色料に使った蒲鉾は、赤黒くてまずそうに見えるからいけない。


練り物ついでの、愛媛のじゃこ天。揚げなおしてアテに。そして、予算の関係で、「うに」のような豆腐。ウニ味なので、アテには十分だ。


そして、この真鯛も、愛媛県産の養殖ものだ。焼いて、アテに。こういった白身の魚で、じっくりと大吟醸酒を味わうのもいいな。


〆の飯がわりのシウマイ。ちょっと食べすぎかな。アテが多すぎて、毛利公を飲んでしまったので、芋焼酎のお湯割りを呑んで調整する。


食後のデザートは、柳井市の、「月でひろった卵」のメーカー、あさひ製菓さんの「ふわふわかすてら饅頭 月まる」。コーヒー マンデリンで、お酒を薄めながら頂きました。ごちそうさまでした。