6月22日(土)、長崎県諫早市、杵の川酒造さんの地酒、本醸造 金撰 杵の川、を呑む。70%精米のアル添。ところで、この蔵の金撰グレードは、かつて、「恵美福 金撰」であって、糖類も含まれていた。地元でも「旨い酒じゃないですよ」と言われていたお酒で、1995年当時は、太陽酒造の名義。本社も東彼杵町になっていた。その後、お正月にふさわしい「おかめ」ラベルは、(株)杵の川さんに引き継がれ、今日の一杯となったけっれど、最近、東京では、おかめラベルの一升瓶を見かけないなぁ。


やはり、長崎の地酒には、長崎で揚がったクジラだよね。長崎には、国鉄の公式構内営業の駅弁ではないけれど、鯨カツ弁当という名物があって、過日往訪して食そうと思っていたところ、長崎新幹線開業前の大改装中で、駅中のお店で手に入らなかった。残念。が、いえでなら、鯨で長崎の地酒を呑める。長崎鯨の大和煮をアテに、諫早の地酒「杵の川」を呑む。「恵美福」と違って、糖類は混入されていないけれど、アル添なので、要注意の、70%精米本醸造だ。1,010円+税。


これでもか、と、クジラ🐳。鯨のベーコンで、杵の川を呑む。タレがついているけれど、追加で、馬路村のゆずぽんをかけてアテに。脂味の強いベーコンが、ちょっと爽やかな味わいになる。で、大衆酒、杵の川で流す。味は案外スッキリで、そんなにアル添のキツさは感じられない、無難な晩酌酒だけれど、だからこそ、飲み過ぎ注意だ。


この色味は、70%精米にしては透明度が高い。若干、活性炭濾過しているのだろうな。でも、意外と味も澄んでいて、悪くない。


捕鯨の歴史のような缶のラベルだけれど、実は、宮城県の石巻で加工しているらしい。鯨は長崎港に揚がったようなのだけれど。ともあれ、いただこう。


大和煮は、生姜で臭みを消しつつ、甘辛に煮込んであって、まさに、日本酒のアテには最適。これだけで、何合、呑めようか。


鯨の大和煮丼。ハーフの〆と、アテを兼ねた珍味だ。


今日は、青森県産の特定銘柄、ニンニクの丸揚げをいただく。青森県産のニンニク、ちょっと前まで、かなり高級という印象だったけれど、最近円安でスペイン産の価格が暴騰したため、相対的に「高くない」印象になったな。虫獄産など、スペインに品質で負けたか、価格で負けたのか、全くみかけなくなった。で、今日は青森の地酒ではないけれど、旨い。ニンニクの丸揚げ、地酒に合うなぁ。


栗の実のように太った中身を揚げなおして、アテに。杵の川がスイスイ進む。


万願寺唐辛子。丸焼きにして、カツオ醤油でいただく。杵の川で、流す。あぁ、うまい。


長崎と言えば、アジだな。シマアジの刺身が旨いのだけれど、予算の関係で、長崎産真鯵の唐揚げで一杯。タルタルを乗っけていたあだく。こいつも、酒が進むな。


で、長崎といえば、ジャガイモ。今日は、長崎産のメイクイーンを蒸して、じゃがバターでいただく。長崎県は、ジャガイモもが特産で、ジャガイモ焼酎「じゃがたらお春」とかいう蒸留酒も、昔見かけたことがある。(今、あるのかな? 高校時代に修学旅行で見かけて以来かも。)


食後の甘味は、渋谷・メルズの「メルメル」。濃厚な甘味のスイーツを、コーヒー マンデリンでいただきました。ごちそうさまでした。