6月14日(金)。山口県萩市、澄川酒造場の地酒を呑む。「東洋美人」の蔵だけれど、今日は、そこで醸し、下関市の「地域商社やまぐち」の発売となっている「純米大吟醸 女神の夏の詩」を呑んでみる。萩市産の山田錦を45%に精米したお酒。税込1,815円と、コスパは良く、さらに、山口県の観光物産予算で▲550円で購入。実質消費税別1,150円という、ありがたい価格。


この東洋美人は、発売が「下関市」の「地域商社やまぐち」さんなので、メインは「ふく」にしたいところだけれど、予算の都合で、鯨ベーコンで妥協する。


で、東洋美人の「女神の夏の詩」を合わせる。


このスペック。味は、甘味しっかり、かつフレッシュ。そして、夏酒らしい、スッキリした味わい。蒸し暑いこの季節でも、スイスイ呑めるな。


まずは、前菜代わりに、練り物で始めよう。山陰線沿線で、となりまちの長門市は、仙崎蒲鉾やちくわが名産だ。山陰の味覚で山陰の地酒を呑もう。


そして、くじらのベーコン。こちらは、販売箇所、下関市に敬意を払って、アテに。脂っこいアテだけれど、この、スッキリ・ジューシーな夏酒で、きれいに流し去る。


〆の飯の代わりに、「吉田松陰のポテトチップス」。萩のゆず塩使用のこのポテチが、萩の地酒に合わないはずがない。


このポテチは、長門市で出来ているようだ。塩も、萩市製らしい。


萩市は、中学校の修学旅行で行ったけれど、自由行動で皆が行く城下町や松下村塾には目もくれず、青い旧型客車があるうちにと、滅多に来ない山陰本線のダイヤに合わせ、有志で脱藩ならぬ「脱班」(自由見学の班から抜けること)し、東萩から萩経由で玉江まで、国鉄旧型客車の旅を堪能したものだ。(たぶん、ゴーさんトォでいう東萩10:06→825客車→10:17玉江、の筋(修正ダイヤかも)。松蔭先生、ごめんなさい。毛利そうせい公、ごめんなさい。日本史は大好きだったけれど、それを上回る鉄道地理好きだったもので・・・。


まだ呑み足りないので、練り物を追加。外様の毛利同曜、外様の秋田藩の佐竹のお殿様が推奨し有名になった、愛媛県八幡浜市のじゃこ天を揚げてアテに。今日も、呑んだ呑んだ。


山口県の地酒のあとの甘味は、やはり、山口市のういろう、だろう。ういろうは、名古屋が有名だけれど、山口市内にも、「魔法の屋根」近くに、昔ながらのういろう屋さんがあったな。名古屋のそれは、「おねうち」文化なので、デカくて腹持ちがよいのが売り。対する山口の大内氏文化は、みやこの文化なので、ういろうだって お上品だ。今日のは、惣太夫町の本多屋さんの外郎(ういろう、を、そう書く)こんなに、小指より細いういろうは、名古屋にはない。今日は抹茶味にしたので、日本茶・抹茶ではなく、コーヒー マンデリンでいただいた。ごちそうさまでした。