5月17日(金)、富山県魚津市、魚津酒造さんの地酒をいただく。「北洋 純米大吟醸 無濾過生原酒 夏酒」。富山県産の「雄山錦」を50%精米したお酒。日本酒度±0、酸度1.5、というので、甘酸っぱい仕上がりの、爽やかな夏の生酒になっているかなと思い、呑んでみることに。1,800円+税。今日の食後の甘味は、北海道、道南、七飯・大沼公園の「大沼だんご」ゆえ、北海道の地酒を呑みたかったけれど、ないので、北洋の酒、ということで、富山県魚津市から、こちら、「北洋」。


今日は、富山の地酒だけれど、銘柄が「北洋」なので、北海道っぽいアテで呑み始める。真蛸の刺身、ホタテ、に、このお酒を合わせる。


かようなスペック。数値から期待した通りの、甘酸っぱく爽快な夏酒。富山県で言えば、北陸阿房列車の際に呑んだ「初作(はっさく)」というのも、こんな感じの爽快さで、美味かったな。


強肴① 豚ロース焼肉に、ソラチのタレ 十勝豚丼 みそ、をかけてアテに。そう、トン丼の「アタマ」だけ。酒の肴には、これだね。爽やかで甘酸っぱい「北洋」が、ロース肉の脂身や、濃い味わいのみそのソースをぶった斬る。口中、さっぱりしたら、また喰い、また呑む。よろしからずや。


強肴② 同一メニューだが、今度は、ソラチノタレ、味噌味を増量。柚七味も多めで、さらに濃い味わい

にして、アテに。「北洋」の水位がグングン下がるな。

富山県、魚津の地酒なので、けんないでは反対西側の南砺市ではあるが、「白えび」のせんべいを齧りながら、「北洋」で流し込む。その他、雑多なえびせんべいもアテに、呑みすすむ。


さて、今日のデザートは、道南、七飯町、大沼公園名物の「大沼だんご」。彼の地に名物のだんごはいくつかあるが、こちら、沼の家(ぬまのや)さんの

それは、明治36年の、函館本線開通以来という老舗。2022年9月、国鉄3度目完乗に向けて北海道掃討戦に渡り、函館本線・藤城線を乗りつぶし、続行の特急北斗に乗り継ぐ前の待ち時間に、駅前のお店に立ち寄った。確か、コロナの爪痕で、イートイン(店内)なおやすみで、向かいの地ビール屋さんも休業、という時代だったけれど、「小」サイズの、「あん」「くろごま」を1折ずつ買った。今回、その、製造当日限りの消費期限のだんごが、「箱ビュン」で、新函館北斗から「はやぶさ」に乗って、東京駅までお越しになった。この、思い出の商品、買わない手はない。


【再掲】2022年9月の、阿房列車・函館本線。大沼公園駅で乗り継いだ特急北斗札幌行き車中、まずは、函館みかどの「鰊みがき弁当」をアテに、北海男山生酛純米を呑んだ。


【再掲】この後、大沼公園駅前の「沼の家」さんで購入した、これらの「大沼だんご」をアテに、北海男山を呑みながら札幌に向かったのだった。なお、右側が、おそらく東京では手に入らない「黒ごま」バージョン。迷ったら両方買う。そして、両方食べる。が、今日買えたのは、「あんこ」バージョンのみ。これしかないので、是非に及ばず。なお、この、やや狭いケースの「みたらし」が小沼を、やや広いケースの「あんこ」または「黒ごま」が大沼を表しているのだという。

さて、1年8ケ月ぶりに、今度は家で酒のアテにできる「大沼だんご」(あんこ&みたらし)


ちょっと、緑茶で薄めたりしながら、余った「北洋」も、だんごをつまみながら呑みきってしまおうと思う。


お団子🍡なので、もちろん、お茶にも合うけれど、この爽やかで甘酸っぱい生酒にだって合うのだ。「北洋 純米大吟醸 無濾過生原酒夏酒」、完飲。 ごちそうさまでした。