5月13日(月)。今日は、太田和彦氏好み、秋田県由利本荘市、齋彌酒造さんの地酒、「雪の茅舎 美酒の設計 純米吟醸」(火入れの方)を呑む。兵庫県産山田錦を55%精米した純米吟醸酒で、まさに、日本酒を設計図通りに組み上げたような、バランスの良い味わいのお酒だ。


前菜代わりに、「いぶりがっこクリームチーズ」をクラッカーに乗せてアテに。こいつで呑んでいると、秋田駅ビル内の「あきたくらす」の立ち飲みで飲っているような気分になるな。


で、「美酒の設計」。旨味、酸味、香りのバランスが佳い。どれも突出せず、不足もない。名前の通りの酒だな、と思う。


こちらがスペック。高級純米大吟醸のような、超豪華なかおり、びっくりするような味わい、でないところが、純米吟醸らしく、自然な味わいで佳い。


さて、秋田県の佐竹知事が「貧乏くさい」という失言をして、むしろ有名になって売れている、愛媛のじゃこ天をアテに呑む。これ、秋田の地酒に合うんだよね。鯨の刺身もふんだんに盛って、ニンニク生姜でいただく。これは、酔鯨とか、無手無冠とか、四国の地酒の方が良かったかしらん。


もうどうでもいい感じになってきて、刺身の盛り合わせで呑み始める。出羽の魚でなくても、美酒の設計は合うな。あれ? 何か忘れていたような。


そうそう、「いぶりがっこ焼きチーズサンド」というつまみが残っていた。秋田のよさげな地酒は、これにておしまいなので、こいつに合わせようと思っていたんだっけ。「乾燥させたいぶりがっこを、お魚シートとチーズでサンドして焼いた」とある。ともあれ、つまみながら呑む。つまり、いぶりがっこを2度焼いたことになるんだな。いや、最初に食べた、普通にクリームチーズに合わせた方が旨いと思うし、好みだったな。しょせん、#居酒屋新幹線 用のアテだな。


それでも全部、食べ尽くす。が、60gは、ちょっと多かったな。


で、刺身に戻って、「口直し」。美酒の設計は、めでたく、いぶりがっこ焼きチーズサンド、で完飲したので、分量調整で、新潟、糸魚川の地酒「加賀の井 純米大吟醸 ひぐらし」にスイッチ。今日は5合か、6合、というところだな。


食後のおやつは、秋田の名物、くるみゆべし。緑茶が良いのだろうけれど、コーヒー マンデリンでいただきました。