4月16日(火)、17時45分くらいだったろうか。東京駅で、見送りのため、新幹線ホームに上がるところだった。内田百閒先生を見送る、見送亭夢袋さんのような感じだ。その時、下り列車はみな定時で発車しているのに、本来17時33分発の「ひかり653号新大阪行き」だけが、15分遅れるとの表示。ちょうど15分後には、「のぞみ79号 広島行きがあるので、きっとそれ以降の列車も遅れるのだろうと予想していただ、どうも先に発車させるらしい。???、と腑に落ちない中、見送りホームに向かった。で、東海道新幹線の南乗り換えから入り、3本ある一番東の18・19番線に向かおうと階段(16・17番線と、上記ホームへの階段が、一段上にある。)を登ろうとしたら、上から、駅の方(まさかヘビを持っているとは思わないので、駅の制服だったか、清掃の方だったか、警備員さんだったか、記憶がおぼろげ)が、透明なビニール袋に、細いヒモのようなものを入れて、うやうやしく捧げ持って階段を降りてくるのにすれ違った。まさか、🐍、とは思いもよらないので、「何のヒモかなぁ」「とても汚かったり臭かったりして回収するのか、あるいは、異臭がするので、テロ防止で、回収したのかなぁ。」と思いつつ、見送りホームに急いだ。あれ、まさに、ニュースになっていた、到着のこだま730号が着き、折り返し「ひかり653号」になって発車していく16番線ホームから降りてきた駅の方が捧げ持っていたので、ニュースに出ていた🐍なんだろうな。南乗り換え口なので、1号車(名古屋方面)側の自由席のお客さんが持ち込んだのかな。


ニュースによれば、体長38〜40cm程度というので、ちょうど、あの「細いヒモ」が、車内で発見された「へび」だったんだろうなぁ、と思った。用事がなければ、もっとよく観察して、「どこに連れて行かれるんだろうか?」など、観てみたかったな、と思った。 昨16日の夜は、帰宅後すぐ、夜桜見物・花見酒(今日の首都圏は荒天で、水浸し。花も散ってしまったので、結果として最後の花見になったと思う)に出て、酔っ払って帰宅したら、テレビのニュースで、この新幹線終着駅での蛇の捕りものについてやっていた。酔っていて、「あぁ、あの時の」と確信を持ったけれど、酔っ払って作文能力を喪失しており、今になった次第。


という訳で、補助犬の類や一部の無害な小動物を覗き、基本的に動物は持ち込み禁止。特に、他のお客様に危害を及ぼすおそれのあるもののひとつ、🐍なんかは、もっての他。持ち込みは、やめましょう。


なお、こちらは、国鉄時代の「旅客営業規則」。昭和43年の版で、第309条2項に、猛獣と「へび」は、国鉄は持ち込みを承諾しない旨、例示している。「へびは、絶対に、車内に持ち込んではいけません」。