3月26日(火)は、標高700mにある、大糸線沿線主要都市の長野県大町市にある、薄井商店さんの地酒を呑む。「ル・ラック」は、フランス語でいう湖の意味。米語では「ザ・レイク」というところ。


で、このラベル。酔っ払う前に、地図で探してみる。どこの湖かというと、大糸線沿線、大町市北部にある、「仁科三湖」と言われる湖の形を表している。上(北)から、青木湖、中綱湖、木崎湖、の順。木崎湖は、本当はもう少し南に離れているのだけれど、デザイン上、中綱湖との間を詰めているのだろう。


ラベルが、こちら。木崎湖が他の2湖に、あまりに近い。ちょっとデフォルメ、効かせすぎてますが、「仁科三湖」をラベルに大きく示すためなのでしょうから、まあ、いいでしょう。


長野県は、長く使われている酒造好適米は美山錦だろうけれど、これは、最近流行りの「ひとごこち」を55%に精米して醸している。純米吟醸スペックだ。無濾過原酒、なのだけれど、アルコール度数は15%と、それほど濃くはない。


まずは、サバの3枚下ろしを3枚、塩焼きでアテに。1尾半分を、「ル・ラック」で流し込む。ラ・フランスか、ライチーに似た、甘味、バランス良い酸味と香り。ほんの少しビターなところが、地方の酒米・地方の酒、という感じでいいな。冷酒では、ちょっとピチピチした感じも味わえる。


お次は、ヒレカツ。赤だし甘味噌、とんかつソースをかけてアテに。これも、香りの良いル・ラックが、ふんわりと流してくれる。


次のヒレカツは、デミグラスソースとケチャップをかけてアテに。


さて、〆のメシがわりの甘味。信濃大町の地酒なので、信濃大町の土産、「雷鳥の里」。そして、それにかなり似た味わいの、安曇野市穂高(ここも大糸線沿線)の小宮山製菓さんの「サラバンド」。これらをアテに、「ル・ラック 無濾過原酒 ひとごこち」完飲。


追加の甘味は、五所川原市。津軽鉄道の「ストーブ列車石炭クッキー」。その「燃える」は、必然性のないピリ辛の唐辛子トッピングが特徴的。こんなのなしで、ココア味のままの方がいい、という人は多いだろうな。この、ちょっと変わった味付けのクッキーは、コーヒー マンデリンでいただきました。