3月8日(金)、富山県氷見市の髙澤酒造場さんの地酒、「有磯 曙 純米酒 大漁旗」を呑む。富山県産五百万石を65%精米した、北陸スタンダードの純米酒だ。このラベルは、いい魚を買ってきて呑みたくなるな。


氷見、といえば寒ぶりだけれど、今日のは、予算の関係で、安い養殖もの。これを後ほど頂く、


最初に、ちょっといい肴。しまあじ、のいいのをサク買いして刺身にする。「有磯 曙」大漁旗を開封するのに相応しい。純米酒 大漁旗は、3度目完乗に向けて最初に北陸遠征に行った際に見つけて買って呑んだお酒。辛口スッキリ、米の旨味とほどよい酸味。この、脂の旨味ゆたかな肴にはよく合う。


サクで2,500円で売っていたやつ。ちょっと厚めに、贅沢に切る。こういうのこそ、ケチってはいけない、と思う。


さて、富山の地酒だということで、富山で水揚げしたらしい、ミンククジラの刺身を買ってきた。生しらすは富山県ではなく、和歌山県。太地の港ははくじらなので、この稚魚が揚がったのは岸田首相が襲撃された港あたりの水揚げかな。大洗や湘南や駿河湾じゃないんだな。


ともあれ、クジラや、生シラスや、ちょっとクセのある魚を、生姜やニンニクの味でアテにするが、この、磯の幸専用の「有磯 曙」は、これらにも器用に合わせてくれる。シンプルで辛口スッキリなのが佳い。さすが、大漁旗だ。


ちょっと冷やしすぎて、hフローズン気味の「大漁旗」なのがまた、佳い。


ここで、ブリカマ。予算の関係で、氷見の寒ぶり、でないのが残念。過日、#居酒屋新幹線 富山編の夜の呑みで、「本物」の冷凍を満寿泉の純米大吟醸

に合わせたけれど、今日はその、大衆層版。予算をしまあじで使い込んでしまったので、仕方がない。が、ちょっと落ちるブリカマだけれど、スタンダードクラスの純米酒には、寧ろ、よく合う。

千葉県産の穴子(生)。いわゆる「江戸前」というやつ。いつも、柔らかな煮穴子を買ってきてしまうので、今日は、焼き穴子をワサビ醤油でいただく。


キッチン鋏で切って、つまみに。醤油は、自家しぼり減塩。「曙」が進むな。


そして、「ますの寿司」に変えて、酢飯のトラウトサーモン乗せ。これは、富山の地酒に合う。ほたるいかの粕漬け、いか黒作り、も「大漁旗」に合わないはずがない。


今日も、生魚だけで食べすぎた。「げんげ塩バジル」「しろえび素干し」まで打順が回らなかった。


食後の甘味①は、富山県や北陸には何のゆかりもなさそうな、福砂屋のカステラ。今日は、日本茶。奥三河上級煎茶。


食後の第②甘味は、北陸から。金沢市の、清家室町、金澤和しょこら。限定、キャラメル味。


外観は、普通の黄味餡まんじゅう。ショコラなのでココア味で、こいつはさらに、キャラメル味に仕上がっている。


こんな餡だけれど、複雑な味わい。 奥三河茶でお酒を薄めながらいただきました。 ごちそうさまでした。