2月27日(火)25;28〜 いよいよ地上波最終回の第八話。東京では、TBS。楽しい、旧富山港線の終点近くの蔵の地酒、満寿泉が登場するようだ。まずは、先んじて、予行演習と行こう。用意したのは、満寿泉の58%精米、純米吟醸酒。火入れと、生酒の「冴」。どちらも、1,800円+税。番組では純米大吟醸が登場するようだけれど、ここの蔵は、純米吟醸で十分、綺麗で冴えた味わいを楽しめる。なので、こちら。オンエアのリアタイでは、生酒の「冴」を呑もうかな。コロナ直前の北陸三度目完乗阿房列車土産で呑んで、旨かった酒だ。今日は、火入れ。華やか・フルーティー、かつ、キレがありながら、あくまでも柔らかなアタック。やや辛口かな。


富山の酒には、ブリの刺身だな。寒鰤は終わってしまう時季だろうけれど。そして、日本海の幸、甘エビ。あまり富山という印象はないかも知れないけれど、大昔、TBSの制作会社さんに、富山の料理屋で、海鮮をごちそうになった事がある。海の方だったから、岩瀬浜も近かったのではないかと思う。その時、どの鮮魚も旨かったけれど、当時は太平洋側の田舎出身の自分は、初めて甘エビ、というものを食べた。寿司でエビと言えば、茹でたまずいネタ、という地域だったので、この味覚には衝撃を受けた。というわけで、居酒屋新幹線が岩瀬浜の酒を取り上げるというので、ここは、甘エビを食べざるを得ないなと思う。ぶりも旨いが、甘エビも旨い。


今日、開けたのは、右側の火入れ。「満寿泉 純米吟醸 酒仙一献」。富山市東岩瀬の、桝田酒造店。ますさんの蔵だから、ますいずみ、なのかな。


で、国鉄富山港線、改、今の地鉄富山港線といえば、宮脇俊三さん。全線完乗を目指し始めた初期、猪谷駅で上下線を乗り間違え、遅れを取り戻そうとタクシーで岩瀬浜に向かって折り返し列車に滑り込もうとするも、わずかに及ばず、ひとつ手前の東岩瀬からもどらざるを得なくなり、「もう一回乗りに来る」羽目になった件りなどは、涙なしには語れない。その、いわくつきの東岩瀬駅近くに、「満寿泉」の蔵、桝田酒造店さんが、ある。私が甘エビを食べた料理屋も、きっと近くにある。今日は、いろいろな妄想を思いうかべながら、満寿泉を呑む。


そして、氷見の干物。現地でいただく寒ぶりが良いのだけれど、家飲みなので、ひもので妥協する。


鯵、鰯、ほたるいか。製造は、江政商店。


今日は、半分をグリルで軽くあぶってアテに。満寿泉、がスイスイ進む。


まぎらわしい形状だけれど、大きい方が鰯。小さい方が鯵。


ホタルイカも、すみの味がするのが佳い。この、黒っぱい影のような部位に含まれているのかな。


そして、〆のメシに、富山ブラックラーメン。(名古屋のスガキヤ製、とうのがご愛嬌)黒胡椒と醤油の味付け。ブラックゆえに、黒豆もやしを入れ、チャーシューと小ネギを乗せてみる。


〆の飯②。角源のますの寿司、が手に入らないので、トラウトサーモン丼で一杯やる。


「満寿泉 純米吟醸 酒仙一献」、完飲。


食後の甘味は、石川県から。頑張ろう能登、で、七尾市の製菓会社、花月、の「はちみつどらやき 白あん」。蜂蜜の製造と、製品販売は、金沢市の「金澤やまぎし養蜂場」。コーヒー マンデリンでいただく。


その隣県の、「福井のたっぷりチョコかけ大豆」を、カフェオレでいただき、満寿泉のアルコールを薄める。ごちそうさまでした。