10月23日。今夜も、英文学者吉田健一好みの「今代司」。今やタンク仕込みがほとんどだけれど、まだちょっとだけ造っているという、限定木桶仕込み、を呑んでみる。


新潟といえば、甘海老も旨い。そして、吉田健一氏は、珍味で辛口の日本酒を呑むのを好んだ。タラの胃袋の塩辛なんかをアテにしてみる。


で、この「今代司」は、こんな、銘柄も書いていない箱に入っている、本数も出ないからかな。。


材木を薄く削ったようなラベルだ。巻きつけて、背ラベルで貼り合わせてある。


こんな感じだ。昔ながらの木桶仕込みなので、昔ながらの北越スタンダードの酒米、五百万石を50%精米して醸しているところがいい。2,800円+税。


甘エビの刺身。口直しに、シャインマスカット。そして、タラの胃袋の塩辛。今代司を合わせる。木桶仕込みらしい、木の香りが佳い。そういえば、吉田健一氏は、銀座の行きつけの店に、菊正宗から樽酒が届くと、文人仲間と呑みに集まったという。木桶なんかも好きだったに違いないな。


新潟は、イカも水揚げされると思う。キャベツ・ブロッコリーと一緒に炒めてアテに。こいつも、今代司木桶仕込みに合うな。


そして、新潟、栃尾の油揚げ。今日は、甘味噌をかけてアテに。


連日のおでん。二日目になると、大根に味が染みて旨い。そう。「金沢 酒宴」なんて本も出ている。中身は順列・組み合わせ違いで、さほど変わらないのだけれど。


おでん②で、今代司、に戻る。酒器も、新潟、燕三条の「燕研磨」ステンレス器に。


餅巾着で〆る。


木のラベルの下に貼られた、瓶のラベルがこちら。木桶への当主の想いが綴られている。


木のラベル。保存してみる。


今日も、新潟、丸屋本店の「雪浪漫」。そして、今日の免罪符。。ビール呑みではないが「尿酸値PA3」。ごちそうさまでした。