個人的なことだけれど。

「子供を持つ」「親になる」ということが
個人的に。
怖かった。
厳密に言うと、今でも「怖い」

あまり具体的なことは言いたくないのだが。

ざっくり言うと。私は、いわゆる「きょうだい児」というやつで。

がっつり「当事者」の両親と。当事者であるきょうだいを見てきた。

司法書士試験的に、いや、民法?不動産登記法?的に言えば。利害関係人。
(民事訴訟法で、訴外にならない!!)

学生時代。
対岸の火事が、がっつり自分にも炎上ってことがあった。 
種火を消そうと、がっつり防火措置をしたはずが。
私の友達が、「正義」という名のガソリンをぶちまけたり。
ガソリンで炎上しているところに!また違う友達、後輩のガソリンが入って………………。
………………これは。違う形の消炎剤が入りました(笑)

当事者でない、私のきょうだいは。
小さい頃、医者になると言っていた。

そういうこと。
難病をかかえる子をもつ親。
難病をかかえるきょうだいをもつ……ということ。

母から聞いたこと。
生まれてすぐに、病院を紹介された。紹介された病院で言われたこと【今の医学では治せません】
そこから、ちょっとでも治療を!と全国の病院を回った。

子供をもつということは、そういうこともある

ということ。


ねぇ、それ。しょえる?

だから、妊娠したくない。
そんなこと言える?

だけどさ。やっぱりね。

大好きな人の子供。みたいじゃん。


だから、むしろ。
【子供はいらない】って人が良かった。


しかし。
大好きな人は言った。
「大丈夫。現実からは逃げない。」

目がマジだった。

今まで、そのことから全力で逃げ出したかった私には。
ため息と、すこしの涙と。

「それが利害関係人で逃げ出せなくなっても。そんなこと言えるのか?」と。
睨み付けるしかなかった。

ちっともわかってないって。

………………。怖い。

ずっとずっと思っていた。
「あなたは所詮、外野でしょ。」
と。