本日2つめの更新

 

続けます、映画レビュー☆彡

 

 


 

 

【エンジェル、見えない恋人】

 

 

 

*あらすじ*

 

パートナーが謎の失踪を遂げ、

悲しみに打ちひしがれるルイーズは

精神病院に収容される。

 

誰にも知られることなく、

彼女は男の子を産み落とす。

“エンジェル”と名付けられたその子は、

驚くべき特性の持ち主だった

━━━━透明で、目に見えないのだ。

 

ルイーズはエンジェルに

自分の存在を

決して明かしてはいけないと言い聞かせる。

 

世界は残酷で、みんながお前を恐がり、

異質なものを受け入れてはくれないからと。

 

ところがある日、

エンジェルは盲目の少女

マドレーヌと出会い、たちまち恋に落ちる。

 

目が見えない彼女と、

正体を語らずに愛をはぐくみながら

成長したふたり。

 

ある日、目の手術を受けることになる。

視力が回復すれば、あなたの姿を見られる。

マドレーヌが告げ、

 

ふたりの生活は一変する。

 

 

 

 

 

 

 

ほぼ全編、

エンジェルの視点を通した映像で

紡がれていくストーリー。

 

極力CGに頼らずに

クラシックな実写の特殊効果を

独自の工夫で用いたシーンの数々。

 

観る側は

エンジェルがそこに

確かに「存在している」と受け入れれる。

 

 

79分という短さも相まって

より幻想的で詩的、

芸術的な美しい映像。

 

 

でもファンタジックな

ラブストーリーではなく、

すごく、感情の描写がリアルだった。

 

 

 

初めて出会った時の

盲目の少女・マドレーヌ。

 

本当に友達もおらず、

一人ぼっちだったから

髪の毛もボサボサだった。

(画像右上)

 

 

それが、エンジェルと出会って、

またねってして

2回目に会う時は

髪の毛がちゃんとブラシでとかれてた。

 

 

劇中で

触れてたわけじゃないんやけど、


 

この幼少期の

マドレーヌの赤毛がとってもチャーミング

だったのもあって

そこがすごい、女の子やなぁ、って思ったの。笑

 

 

そんな細やかなとこまで

変化つけて表現してるのかぁーって。

 

 

 

海外の映画らしく

ラブシーンもしっかり描いてるのも特徴的だったかな。

 

なんか、まったくいやらしさもなくて

純粋に、「好き」がたどり着く場所って感じが、

すごく自然で、いいな、って思えた。

 

 

結局愛情は目に見えない。

 

でも声や匂い、

その人のまとう気配や眼差し。

 

“想い”って、隠そうと思っても

溢れ出ちゃうモンだと思う。

 

お互いに。

 

 

それを汲み取ろうと

努力するかどうかってとこが問題で

いつの間にか

当たり前になっちゃって、

信じられなくなって、

イライラとかケンカにつながるんじゃないのかなー。

 

 

うーん。うーん。笑

 

 

無償の愛はしんどくないのにね。

 

見返りを求めるから、しんどくなるんだよね。

 

 

 

だから、この2人には、

愛の形がはっきりと見えたんやなぁ、と。

 

素敵な愛のおとぎ話。